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紙の本
レイテ沖海戦 新装版 (PHP文庫)
著者 半藤 一利 (著)
1944年、史上最大の海戦・レイテ沖海戦において、連合艦隊は事実上壊滅した。栗田艦隊は、なぜ反転したか。神風特攻は、いかにして始まったか。連合艦隊の謎に挑むドキュメント。...
レイテ沖海戦 新装版 (PHP文庫)
レイテ沖海戦〈新装版〉
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商品説明
1944年、史上最大の海戦・レイテ沖海戦において、連合艦隊は事実上壊滅した。栗田艦隊は、なぜ反転したか。神風特攻は、いかにして始まったか。連合艦隊の謎に挑むドキュメント。【「TRC MARC」の商品解説】
忘れてはならない「歴史の記憶」がある。
史上最大の海戦を活写した戦史ドキュメントの傑作に、海軍史研究家の戸髙一成氏(大和ミュージアム館長)による解説を新たに付して、新装復刊!
大和、武蔵、長門、愛宕、摩耶、山城、扶桑、最上、那智、足柄、瑞鶴、瑞鳳、五十鈴……最後の艦隊決戦へ向かう、若き海軍士官たちの魂の鼓動が聞こえてくる!
本書のプロローグには、こう記されています。
「レイテ沖海戦はここに幕をあける。栗田艦隊は西村艦隊をともない、リンガ泊地よりボルネオ島のブルネイ湾に進出した。小沢“おとり”艦隊も十月二十日に、栗田艦隊がブルネイ湾に集結したころ、日本本土から比島沖に向けて出撃した。日本海軍の最後の渾身の力がレイテ湾に向かって刻々と絞られていった。恐るべき物理的なエネルギーの集中である。それはまた、ひたすらに敵撃滅に凝結した意思と悲願、つまりは精神のエネルギーの集中というものでもあった」
そしてエピローグで著者は、こう書いています。
「この海戦は、大艦巨砲あるいは艦隊決戦思想にたいする壮大無比な告別の辞であるとともに、“日本帝国”の最終章をかざる雄大な葬送譜でもあった」
さらにそのエピローグは、海軍兵学校第七十三期の、レイテ沖海戦参加者の方々による印象的な言葉を紹介して、締めくくられています。
「見事に死ぬことが立派に生きることであった。見事に死にっぱぐれた男は、ただ漫然と生きるよりほかはない。立派に死んだやつの声にひとりで耳をかたむけながら……」
「逃れることのできない死との対決―それが一人の人間にとっての戦争の本質なのだ。それ以外のなにものでもない。そのときの絶望感を、当時の、いや、いまの為政者も知っているのだろうか」
「栄光ある潰滅」「栄光の死」という戦史に刻まれた悲劇を、日本人は後世にどう語り継ぐべきか――「昭和史の語り部」と云われた著者が本書に込めた想いをぜひ受けとめてください!【商品解説】
太平洋戦争終盤の日米の死闘を「昭和史の語り部」が活写。戦艦大和、武蔵、山城、扶桑……連合艦隊、最後の大勝負!装い新たに復刊!【本の内容】
著者紹介
半藤 一利
- 略歴
- 1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「漫画読本」「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家。『日本のいちばん長い日 決定版』(文藝春秋)、『ソ連が満洲に侵攻した夏』(文春文庫)、『歴史探偵 昭和史をゆく』『遠い島 ガダルカナル〈新装版〉』(以上、PHP文庫)等、多数の著書がある。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、1998年刊の『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞、2006年、『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で第60 回毎日出版文化賞特別賞、2015年には菊池寛賞を受賞。2021年1月逝去。
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