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紙の本
101人の人物で読み解く太平洋戦争 (PHP文庫)
著者 太平洋戦争研究会 (著)
太平洋戦争において日本が辿った運命は、はたして必然だったのか。近衛文麿、山本五十六、昭和天皇など、重大な政局、戦局にかかわった101人の人物たちにフォーカス。要人たちの「...
101人の人物で読み解く太平洋戦争 (PHP文庫)
101人の人物で読み解く太平洋戦争
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商品説明
太平洋戦争において日本が辿った運命は、はたして必然だったのか。近衛文麿、山本五十六、昭和天皇など、重大な政局、戦局にかかわった101人の人物たちにフォーカス。要人たちの「決断」から太平洋戦争を読み解く。〔「ビジュアル人物で読む太平洋戦争」(世界文化社 2011年刊)の改題,大幅に修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
近代日本は日清戦争から始まって太平洋戦争まで幾つかの戦争を体験している。このなかで昭和時代の太平洋戦争は明治期、大正期の戦争とは異なっている点がある。日清戦争では、伊藤博文や日露の小村寿太郎などが指導部に位置したために戦争にも一定の平衡感覚が生まれていた。
残念なことに、太平洋戦争の指導者にはそのような政治・外交を見る人物が不在だった。そのために戦争は、軍人の目だけで戦われて、一言でいえば「軍事上の勝利を得るまで戦い続ける」という頽廃を生んでしまったのだ。加えて太平洋戦争開戦までのプロセスを見ていくと、大本営政府連絡会議では政府側は首相、陸相、海相、外相、蔵相はいずれも官僚(軍官僚)出身者、大本営側も参謀総長、次長、軍令部総長、次長も軍官僚である。国民の付託を受けた政治家が一人もはいっていない。官僚(軍官僚)の思惑によって国の存亡が決定された状態だったのである。
なぜ太平洋戦争は起きたのか。重大な政局、戦局にかかわった要人たちのの決断から出来事を解き明かす、という手法で、戦争を知らない世代から戦争当時は幼かった年配のかたまで、開戦から終戦までの流れを理解する一冊。
統率力、人間力、先見性……。昭和のエリートは何を間違えたのか?
松岡洋右――三国同盟推進で何を狙っていたのか
東條英機――開戦論者の独裁政治
山本五十六――米国政府の心情を読み違えた誤算
コーデル・ハル――最初の一撃は日本にやらせろ
山口多聞――ミッドウェーに消えた海軍屈指の将星
近衛文麿――日本に「戦争への道」を選ばせた宰相
石原莞爾――満州事変の火付け人は、なぜ日中戦争の不拡大を主張したのか
米内光政――三国同盟締結絶対反対を貫き、陸軍の謀略で倒された良識派首相 【商品解説】
日本軍はなぜ勝ち目のない戦争に突き進んだのか。人物の決断から失敗の本質を解き明かし、開戦から終戦までの流れを理解できる一冊。【本の内容】
著者紹介
太平洋戦争研究会
- 略歴
- 明治維新から昭和の占領にいたる、日本の近現代史に関する取材・執筆・編集のグループ。特に日清・日露戦争から太平洋戦争、連合国による日本占領に編集を得意とする。『写真で読む「坂の上の雲」の時代』『ビジュアル近代日本の1000人』『「写真週報」に見る戦時下の日本』(以上、世界文化社)など、編著者は数多い。
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