紙の本
推しは永遠なり。
2021/09/04 19:12
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投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚、妊娠、出産で友達と会えなくなった。アイドルを推し続ける事と年齢の壁。今まさに直面している人に響くと思います。何があっても推しが愛しいと再確認出来た一冊でした。
紙の本
夢中になる!とは
2021/08/29 11:31
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投稿者:いちご - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰に何を思われても、ひたすらに自分の決めたことに向き合える人って
素敵だなと思いました.
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アイドル推しとかnhkのドラマ既視感ありありで鮮度はなかった。
女の友情や生き方を絡ませていたが
デビュー当時のフレッシュな感性はなく残念。
この作家も賞味期限切れって感じ。
文庫だからいいけど単行本で買ってたら⭐2です。
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『踊る彼女のシルエット』柚木麻子
「デートクレンジング」改題で文庫化。読まなきゃと思ってたら早速文庫化されていたので即購入。
ぜったいこれ好きなやつ…しかもジェーン・スーさん解説…と前のめり気味で読んだ。
義実家の喫茶店を手伝う佐知子と、アイドルグループのマネージャーをする実花。だが、そのアイドルグループの解散をきっかけに、実花は突然「婚活」にのめり込んで行く。
「人生のステージが変わるたび、会えなくなってしまう人。」というフレーズが印象的だ。
先に進むからって、立場が変わるからって、二人のつながりが消えるわけじゃない。それを忘れずにいられたら。
他にも沢山登場人物が出てきて、珍しく?色々な主張が混在した作品だなと思った。
暮羽と春香の関係が尊い。
ラスト実花たちのシェアハウスも新しい希望に満ちていてよかったな。結婚が著しく向いていない人たちの生命線。結婚、出産しなくても、私が私のヒーローだもん。
「デートの呪いをぶちやぶれ!」
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アラサー 女性に迫り来る言いようのない「時間の無さ」。
頷けるところ、苦しくなる所、いろんなことを感じられる物語だった。
それと同時に「隣の畑は青く見える」とはやっぱりその通りで、自分の中にしっかりとした軸があればグラグラ揺れたりしないんだろうなと、今までとこれからを見つめ直す良いきっかけが得られた。
柚木先生の作品は二冊目だが、共通して得られるのはアラサー 女性の葛藤と苦悶。
そこからどうやって折り合いをつけるのか、はたまた這い上がるのか飲まれるのか、登場する女性も年代は同じでも様々な立場があるので自分の状態で共感する人が変わるだろうとも思った。
今の私は、実花の気持ちが痛いほど良くわかった。
定期的に読み返し、自分の状態を客観視することにも有効じゃ無いかと思った。
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まさに自分がソレなので物語全体からの言いたいことがわかりすぎて言語化してもらったことにしんどくもあり、少し心が軽くなったような気持ちもあり。
結婚、妊娠、出産は決してステージでもなく女性の「安住の地」でもない。頭ではわかっていてもそれを望む女性が多いのも確かで。自分に突き詰めた時に自分の気持ちがわからなくても、ただなんとなくそうなることが正解であるような価値観を植え付けている社会全体の問題。女性はこうあらねば、という社会全体の目。個々に視点を移すと、友達との隔たりに変換されるけれどそれに向き合うとするならば、背景にあるは、もっと大きな問題。
自分のやりたいことをするのが一番格好良いなんてわかってる、だけど振り向いた時にやりたいことをやってきたから今、同年齢の女性が手にしているものを何も持っていないことに後悔をさせてしまう社会がある。
それを、それで良いんだよ、と肯定された時に嫌悪する実花の気持ちもよくわかる。大人になりきれていないんだと。
「彼女たちを隔たるものは決して彼女たちの内側から出たドス黒いものではない」旨の文章に打たれた。
そう、変わってないんだよ、みんな、変わってない。変わったのは環境がもたらす見方であって知らないうちに遠ざけてるのも自分のせい。
環境が変わればまったく同じ目線にいた10代やそこらの頃には戻れないかもしれないけど、妬みや僻みなんてない、今もずっとそのころのキラキラしていた彼女が
好きだと言えるような、言ってもらえるような自分で生きていたいなあ。
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憧れの親友と生きる道が分かれていく不安。それは、アイドルでも変わらない。天性のアイドルを推し続ける痛みと歓びが主人公の目を通して生き生きと描かれている。私には全く経験のないことだけれど、最後のライブのシーンは主人公と一体となって思わず落涙していた。推しが欲しくなった。
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アイドルのマネジャーと、夫の母が経営している喫茶店を手伝う主婦。二人の友情を描いた物語なのだが、30代女性の閉塞感みたいなものが伝わるものだった。
でも、男だからなのかあまり心にくるものではない。一緒に婚活をするようになったライターの女性がかなり印象的なキャラだった。彼女の物語も読んでみたくなった。
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「結婚しなきゃ」「子どもを産まなきゃ」だけでなく,誰もが呪いにつきまとわれていると思う。それでも,呪いをはね飛ばそうとしたり,囚われている友だちを何とかしようとする主人公の行動力は,爽快でおもしろい!
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オタクに対する大きなリスペクトが伝わるので調べたところ、やはり柚木麻子さんもハロプロのオタクのよう。嬉しい。
年代に限らず、人生の選択肢を迫られたり焦らされるステージに立ってる人に是非読んでほしい。
更に「推し」がいる生活をしている人には強くお勧めしたい。
好きなセリフがありすぎて選べないけど、1つ選ぶなら。
「一人をずっと見つめ続けるということは、そのなにもかもを許すことを意味する。許すのには、体力も気力も知力も使う。その人の持てるものすべてを総動員しなければならない。ここにいるみんなも追いかけるうちに、弱さや痛みやずるさを目の当たりにしたり、たくさんのお金を使ったり、そして最終的にこの地までやってきた。日常で満足していたら決してなし得なかっただろう、めまぐるしい大冒険を経てきたのだ。ここにいる彼らは同士だ。」
スクラップブックを大事に作る彼女たちを見て、これから先の長い人生、今のようにずっと忙しいわけはないんだから、先の自分に向かってもっと優しくなれるように今を生きていこうと思った。
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柚木先生の作品はいつも我々(特にオンナとして生きる人)の無意識に隠している想いを突いてきて、背筋をシャンと伸ばしてくれる。
友情って人生のステージによって様々で、同じ話題がないと自発的に会おうってならない。大切な友達はいるけど、どちらかの人生が大きく転換した時に、いまと同じ関係を続けられるだろうか。普通の友達の結婚・出産報告だけで足元がグラつく思いなのに、それが大切な人であれば実花のように個人の魅力をかなぐり捨ててでも急いでしまう気持ちはとてもよく分かる。
老後とか出生率とか種の存続とか色々あるのは分かるけど、独身でも後ろめたさがなく楽しく生きていける世界、はやく来ないかな〜〜。
今回そこまで刺さらなかったのは自分がまだ経験していない年代を描いているからだと思うけど、10年後くらいにもう一度読みたい。
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結婚や妊娠を機に変わっていく女性の人間関係については共感できた。表紙が可愛くてワクワクして読み始めたが、内容は明るくはなく楽しく読める感じではなかった。
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「デートクレンジング」2018年に既読
改題加筆修正版と気付かず読み始める
どのあたりが修正なのか気になり、つい最後まで読んだ
マスク描写に今の時代に寄せたのかと思ったけど、前作手元にないので分からないまま…
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独身、結婚、出産、それぞれのフェーズにいる女性たちの葛藤や周囲との関係性の変化についてよく描写されている。共感できるものの、定型な表現とも思ったので星は2つ。
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なんか面倒臭い2人の関係。
1人は既婚、1人は独身。
若い頃からの付き合いだった2人が30半ばとなり、其々の立場、考え方で生きている。
2人の関係性も変わって当然。
なのにそこに拘りお互い分かり合えない事に悩みぶつかる。
無理のない自然体の付き合いが2人の到着点となったのかな。
でも、読んでいて何か疲れた。この拘りは何?と。