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紙の本
平安貴族 (平凡社ライブラリー)
著者 橋本義彦 (著)
源氏物語の舞台ともなった貴族の世界。生活・政治のあり方、太政大臣・女院・里内裏の変遷など、その実態を解明。歴史的事実をさまざまな史料から読み解く、貴族社会の歴史を論ずるに...
平安貴族 (平凡社ライブラリー)
平安貴族
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商品説明
源氏物語の舞台ともなった貴族の世界。生活・政治のあり方、太政大臣・女院・里内裏の変遷など、その実態を解明。歴史的事実をさまざまな史料から読み解く、貴族社会の歴史を論ずるに避けては通れない古典的名著。〔1986年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
『源氏物語』の舞台ともなり、千年以上も続いた貴族の世界。生活・政治のあり方、太政大臣・女院・里内裏の変遷など、その実態を解き明かす。1986年刊の名著、待望の復刊。【商品解説】
収録作品一覧
源氏物語の舞台 | 11−44 | |
---|---|---|
“薬子の変”私考 | 47−65 | |
貴族政権の政治構造 | 66−126 |
著者紹介
橋本義彦
- 略歴
- 〈橋本義彦〉1924年北海道生まれ。東京大学文学部卒業。宮内庁正倉院事務所長。専攻、日本古代史。著書に「貴族の世紀」「藤原頼長」など。
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紙の本
平安時代の貴族社会の実態を解き明かしてくれる貴重な一冊です!
2020/05/12 08:56
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、平安時代中期から後期にかけて展開された貴族層による政治的・社会経済的・文化的支配について、その実態を詳細に描いた貴重な一冊です。実は、戦前は、平安時代の貴族は天皇から政治実権を奪い、京で遊興にふけった退廃的な存在として捉えられがちでした。しかし、戦後になって、同書の著者である橋本義彦氏らによって平安期の貴族の実態が次第に明らかにされ、これまで知られざる事実が明らかにされています。これぞ、平安時代の貴族の政治・経済、文化における本当の姿に迫った興味深い書です。
電子書籍
一般書とは言うけれど
2020/07/09 20:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、平凡社の本にはあまりお目にかからなかった。
「縁が無い」などと言えば、読む気が無かっただろうと指摘されて、しゅんとなるところだ。ところが、表紙絵に目が留まり、よく見れば「平凡社」だった。失礼ながら、「意外」というのが第一の感想だった。
それというのも、こういった歴史関係の本は、本格的に読もうとすれば、専門書を探すのがこの頃の習慣だったからだ。ましてや、平安時代の貴族についてとなれば、本気で調べるなら、基本、専門書を考えるといった思考回路が出来上がっていた。しかも、「当時はこうである」と書かれていたとしても、人が変われば解釈が変わりもする。
そんな中で、この本を、と購入を決めた最大の理由は、著者の橋本氏の謙虚な記述にある。
どんなに調べ、どう考えても間違いは避けられないのは、古い文献であるだけでなく、それを書いた人の思惑や、思い違い、他にも、現代との間に横たわる、繰り返された書写のエラーの蓄積の問題が有るからだと思う。
そういった事による間違いを、有るものとして読んではいるが、ご自身で認められて書かれる方というのは少ないだろうと思う。けれども、橋本氏はご自身でどのような間違いをされたか書かれていた。しかも、良くもこれだけの人物を採り上げたという位、多くの人を採り上げられている。
資料として大切に読ませていただきたいと思います。
電子書籍
内裏がこんなに長時間勤務だったとは
2022/01/07 10:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安貴族といえば宮廷文学とサロン…だったので、夜通しの祭祀や宮中の行事や、あまりに過酷な勤務実態には面食らってしまった。
導入は『源氏物語』を引きつつ、紫式部と道長の関係から摂関政治を説明する構成で大変わかりやすい。古典でとっつきにくいイメージを持っていても、なんとなく聞いた事のある単語から掘りさげていくので分かりやすくて助かる。
当時の世の中は大部分が朝廷を中心に回っているから、式典や祭祀の細かい部分を書き留めて子孫に伝えるのも重要な任務だった。貴族としては業務を独占して子孫に伝えられなければやはり意味がない。一子相伝でもないし意外と証拠書類主義だったのかと驚かされつつ、だから文学が発展したのかと新たな発見をした思いだった。
個人的に面白かったのは、宣旨(せんじ)や院旨(いんじ)の解説の部分だ。天皇や院が出す命令書だが平安よりもっと後の軍記物でもよく見かける。結構これを出す出さないで揉めたり、宣旨の発行や運搬が物語の転換点になるのだけれど我々には重みが分からない。具体的な奏上~宣下までの手順が示されると、面倒くさいだけでなく扱いを間違えると死人が何人も出かねないシロモノだったとはややこしい。
紙の本
平安時代
2021/02/10 10:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代の貴族社会の様子が、わかりやすかったです。具体的な生活が目に浮かぶようで、楽しく読むことができました。