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商品説明
18世紀後半、大坂・京都の上方学芸界における漢籍受容と、徂徠学の影響を受けながら新しい学問の方向を模索している世代の学者・文人の読書行為の諸相を考察。上方学芸の、近世中期固有の特質を抽出する。【「TRC MARC」の商品解説】
近世中期、上方学芸の隆盛の背景には、豊富に舶載受容された明清漢籍の存在があった。
儒学はもとより医学、書学、そして国学(和学)においても、漢学の日本文化に与えた影響は大きく、それは大名家、富裕層、さらには新興の個人蔵書家の蔵書や漢籍の要文を書き抜き、手控えとした抄記などにまざまざと表れている。
都賀庭鐘『過目抄』、奥田尚斎『拙古堂日纂』などの漢籍抄録、漢籍・和刻本における書入など、諸種の読書記録を詳細に分析。
さらには文学・書画・医学など多方面に大きな影響を与えた『世説新語補』の受容の諸相を把捉することで、漢籍受容の諸相を鑑に近世中期日本の特質を明らかにする画期的著作。【商品解説】
目次
- 第一部
- 第一章 上方の学芸と明清漢籍
- 第二章 『拙古堂日纂』における明清書学書
- 第三章 上方における儒者の身分と職分
- 第四章 和刻本『世説新語補』の書入三種
- 第五章 上方における世説風の展開
- 第二部
- 第六章 都賀庭鐘『過目抄』考
- 第七章 上田秋成『山【ズト】』考
- 第八章 上田秋成の日本古典学と中国学
著者紹介
稲田 篤信
- 略歴
- 〈稲田篤信〉東京都立大学(首都大学東京)名誉教授。元二松学舎大学特別招聘教授。専門は日本近世文学。著書に「江戸小説の世界」「名分と命禄」など。
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