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紙の本
応用倫理学のすすめ (丸善ライブラリー)
著者 加藤 尚武 (著)
他者危害の原則は、多数者から個人を守るのに都合がいい。しかし個人の自己決定権の範囲を決定する方式について、誰もまだ最後の答えを出してはいない。ヘア・ヌードから死刑廃止論ま...
応用倫理学のすすめ (丸善ライブラリー)
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商品説明
他者危害の原則は、多数者から個人を守るのに都合がいい。しかし個人の自己決定権の範囲を決定する方式について、誰もまだ最後の答えを出してはいない。ヘア・ヌードから死刑廃止論まで、新しい倫理学が問いに答える。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
一般の読み物としても良い
2015/11/20 00:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は大学の教科書だったこともあり、専門的な内容です。倫理問題の具体例とそれについての考察・結論が書かれてあります。
紙の本
その問題は、なぜ問題なのか?
2002/06/02 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
それが善なる方向であろうが悪なる方向であろうが、人間の社会というものは絶えず変化していく。
とりわけ顕著なのは科学技術の進化である。たとえば代理母や脳死患者の安楽死といった問題は医療技術の革新によって生まれた新しい問題と言えるだろう。
セクハラ、エイズ患者のプライバシー、捕鯨問題、ポルノグラフィティ問題などなど、容易には答えを出せない問題に対して挑戦しているのが(挑戦という言い方に語弊があるなら、アプローチである)、応用倫理学であり、この本である。
しかし、倫理学とは何が善であるかを追求するような学問ではない。
この本も「正しいのはこれだ」とか「善なるはこの考え方で、あの考え方は悪である」などというようなことは書いていない。本書が人生の指針となるかどうかは不明だ。個人的にはならないと思う。
本書は、現代社会を取り巻く上記諸々の問題を取り上げ、「何が問題なのか」を応用倫理学的見地から説明している。本書を足がかりにすれば、新聞紙面にあふれるあまたの倫理的問題について、今までとはまた少し違った論理的な見方ができるようになるかもしれない。