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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/12/28
- 出版社: 丸善出版
- サイズ:21cm/219p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-621-30572-0
- 国内送料無料
紙の本
持続可能な経済の探究 環境経済思想の軌跡 (明治大学社会科学研究所叢書)
著者 大森 正之 (著)
J.S.ミルからK.W.カップまで、環境経済思想の展開を論述。現代環境経済学へと向かう「持続可能な経済の探究」の系譜を辿り、これからの環境と経済のあり方を考える上での示唆...
持続可能な経済の探究 環境経済思想の軌跡 (明治大学社会科学研究所叢書)
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商品説明
J.S.ミルからK.W.カップまで、環境経済思想の展開を論述。現代環境経済学へと向かう「持続可能な経済の探究」の系譜を辿り、これからの環境と経済のあり方を考える上での示唆を与える。『政経論叢』掲載を加筆訂正。【「TRC MARC」の商品解説】
大気汚染、コモンズ(共有地)の喪失、住環境の劣悪化など、工業化の進展に伴う環境毀損が目に見える形で急速に表れた19、20世紀のイギリス。そこでは経済学者たちの思想の中に「持続可能な経済」を志向する環境経済学の形成が準備されつつあった。本書では、環境と厚生に注目した経済学者J.S.ミル、A.マーシャル、A.C.ピグーを論じた上で、第二次大戦後のアメリカを舞台に、彼らへの内在的な批判者として、制度主義の立場から独自の持続可能性の経済学を社会的費用論として展開したK.W.カップを論じる。その後、それ以降の環境経済思想の深化を論述することで、現代の制度主義の環境経済学へと向かう「持続可能な経済の探究」の歴史的な系譜をたどり、これからの環境と経済のあり方を考える上での示唆を与える。【商品解説】
目次
- 第1章 自然保護の理論と実践
- 1.課題の設定と本章の構成
- 2.ミルにおける富と天恵物の概念
- 3.ミルにおける土地所有論と土地・環境倫理および自然保護論
- 4.ミルの経済学および自然保護論にたいする疑義
- 5.ミルにおけるcommons保存運動とその理論
- 6.環境経済学からみたミルの自然保護論とその実践の含意
- 7.おわりに
- 第2章 都市アメニティ保全の理論と政策
- 1.課題の設定と本章の構成
著者紹介
大森 正之
- 略歴
- 〈大森正之〉慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。明治大学政治経済学部教授。専門は環境経済学、環境経済学説史、内水面環境保全制度。
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