「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/11/16
- 出版社: みすず書房
- サイズ:22cm/396,6p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-07989-7
- 国内送料無料
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
20世紀の知的アヴァンギャルドとして輝きを放ちつづけるヴァルター・ベンヤミンと、やがて彼の盟友テオドーア・アドルノの妻となるグレーテル。ファシズムの荒れ狂う時代に2人が交わした180通の書簡を集成。【「TRC MARC」の商品解説】
20世紀の知的アヴァンギャルドとして輝きを放ちつづけるベンヤミンと、やがて彼の盟友テオドーア・アドルノの妻となるグレーテル。二人が交わした180通の書簡を集成する。
「わたしは子供を産むことはないでしょうから、あなたを養子にします」(グレーテル、1933年)。
ナチ党の政権奪取後、グレーテルは亡命したベンヤミンを文通と送金によって精神的、経済的に支えつづけた。
ベンヤミンはグレーテルに、読書や執筆の計画、アイデアを書き送った。困窮、孤独や不安も隠さなかった。実現しなかった企画、掲載されなかった原稿、もつれる人間関係……手紙には、研究対象を追い求める不器用なベンヤミンの姿が表れる。「早くお返事をください。あなたがいてくださることを、今またとても必要としています」(ベンヤミン、1939年)
戦争勃発後、行き場をなくしたベンヤミンは死の数か月前、20年間の突破口である考えを書きとめた、それをあなたに手渡したいという意図を、グレーテルに伝えた。のちに「歴史の概念について」と呼ばれるテーゼである。
本書は、ベルリンのユダヤ知識人コミュニティの残照を記録し、またベンヤミンが「パサージュ論」やさまざまな原稿を執筆した状況を伝える歴史・思想史上の証言である。秘密の情熱を絶やさないままに、試練に鍛えられた男女の友情の稀有なドキュメントが、困難の中で人間のつながりとは何かを照らし出す。【商品解説】
ベンヤミンとのちに彼の盟友アドルノの妻となるグレーテルが交わした手紙180 通を集成。「わたしは今後、子どもを産むことはないでしょうから、あなたを養子にします」(1933 年6 月17 日付、グレーテルの手紙)。グレーテルはベンヤミンとの若干の恋愛関係をへて、亡命中のベンヤミンを生涯、物心両面で遠くから支えた。試練によって鍛えられていった男女の友情の稀有なドキュメント。ベンヤミンの主著の背景を伝える思想史上の証言。【本の内容】
目次
- ヴァルター・ベンヤミン グレーテル・アドルノ往復書簡 1930-1940
- 編者あとがき
- 訳者解説 ベンヤミンの命を救った手紙
- 文献の省略表記一覧
- 人名索引
著者紹介
H・ローニッツ
- 略歴
- 〈ヴァルター・ベンヤミン〉1892〜1940年。ベルリン生まれ。パリに亡命、フランクフルト大学の国外に出た社会研究所所員となる。
〈グレーテル・アドルノ〉1902〜93年。ベルリン生まれ。テオドーア・アドルノの妻。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む