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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/05/19
- 出版社: みすず書房
- サイズ:22cm/474,23p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08616-1
- 国内送料無料
紙の本
見えるものと見えないもの 付・研究ノート 新装版
著者 M.メルロ=ポンティ (著),滝浦 静雄 (訳),木田 元 (訳)
世界を語ることの意味を徹底して考えぬいた哲学者メルロ=ポンティ。「行動の構造」や「知覚の現象学」で到達した自らの思想に根底的批判を加え、新たな存在論を示そうとする、未完の...
見えるものと見えないもの 付・研究ノート 新装版
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商品説明
世界を語ることの意味を徹底して考えぬいた哲学者メルロ=ポンティ。「行動の構造」や「知覚の現象学」で到達した自らの思想に根底的批判を加え、新たな存在論を示そうとする、未完の草稿群と晩年の「研究ノート」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
1961年5月3日、メルロ=ポンティはパリの自宅で大著『見えるものと見えないもの』を執筆中、突然襲った心臓麻痺のため、急逝した。「へーゲル以後」を生きる哲学者として、「非・哲学」を自らのスタイルとし、身体・言語・芸術等を手がかりに、世界のうちに生きながら、世界について考え、世界を語ることの意味を徹底して考えぬいたこの哲学者は、いったい何を語ろうとしていたのか?
本書は、『見えるものと見えないもの』の未完の草稿群と、晩年の「研究ノート」から成る。ここで著者は、『行動の構造』や『知覚の現象学』で到達した自らの思想に根底的批判を加え、新たな存在論を示そうとする。「直接的存在論を形成することなどできるものではない。私の“間接的”方法(存在者のなかでの存在)だけがただひとり存在に適合する。――“否定神学”と同じような“否定哲学”。」
後期のハイデガーやフッサールに応えながら、野生の存在、交叉配列、転換可能性、蝶つがいなど、独特の用語を駆使しながら、著者は、人間と世界と言語をめぐる逆説を生きた表現にまで高める。その思索の軌跡は、とくに「研究ノート」に生ま生ましい。【商品解説】
目次
- まえがき(クロード・ルフォール)
- 見えるものと自然[哲学的問いかけ]
- 反省と問いかけ
- [知覚的信念とそのあいまいさ]
- [科学は知覚的信念を前提するもので、それを解明するものではない]
- [知覚的信念と反省]
- 問いかけと弁証法
- [知覚的信念と否定性]
- [知覚的信念と問いかけ]
著者紹介
M.メルロ=ポンティ
- 略歴
- 〈M.メルロ=ポンティ〉1908〜61年。フランス生まれ。リヨン大学教授、パリ大学文学部教授を経て、コレージュ・ド・フランス教授。著書に「ヒューマニズムとテロル」「意味と無意味」「弁証法の冒険」など。
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