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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/02/16
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/430,29p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-622-08677-2
  • 国内送料無料

紙の本

ハリウッド映画と聖書

著者 アデル・ラインハルツ (著),栗原 詩子 (訳)

戦争、公民権運動、テロ攻撃、環境問題…ハリウッド映画は聖書を使いながら、様々な時と場所の中に時代の関心や恐れ、希望を投影してきた。聖書学者が聖書学と映画学を統合し、アメリ...

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ハリウッド映画と聖書

税込 5,280 48pt

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商品説明

戦争、公民権運動、テロ攻撃、環境問題…ハリウッド映画は聖書を使いながら、様々な時と場所の中に時代の関心や恐れ、希望を投影してきた。聖書学者が聖書学と映画学を統合し、アメリカ文化の底流にあるものを読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

ピューリタンが建国した合衆国で、市民は映画を観るたびに聖書に出会う。そしてハリウッド映画は世界中に配給され、外国映画にも土台を提供している。
映画のかたちをとった聖書物語もあれば、映画の中の聖書モチーフもある。戦争・公民権運動・テロ攻撃・環境問題……映画は聖書を使いながら、様々な時と場所の中に時代の関心や恐れ、希望を投影してきた。
たとえば『十戒』『ベン・ハー』など旧約聖書叙事詩映画は、東西冷戦期のアメリカを古代イスラエルに結びつけ、圧政からの解放者、自由の覇者という国家観を暗示した。また、自らを救わずとも他者を救い、周りの人々を変えていくキリスト的人物像は、西部劇やラブ・コメディ、スーパーヒーロー映画などに欠かせない。
近年の驚くべきテクノロジーは、自然災害・天体の衝突・核戦争・伝染病などによる「世界の終わり」の映像をつくりだした。SF映画『ブレードランナー』『アバター』『トゥモロー・ワールド』などで描かれる終末世界の源泉には聖書的表象がある。
そして私たちは映画によって超越を体験する。たとえ一瞬だとしても、自分の世界を超えた世界の可能性を垣間見るのだ。
聖書学者が聖書学と映画学を体系的に統合し、アメリカ文化の底流にあるものを読み解いた、類例のない書をおくる。【商品解説】

ピューリタンが建国した合衆国で、市民は映画を観るたびに聖書に出会う。そしてハリウッド映画は世界中に配給され、外国映画の土台も提供している。「ベン・ハー」「プリンス・オブ・エジプト」「ライオンキング」、アクション系・スリラー系…映画のかたちをとった聖書物語もあれば、映画の中で使われる聖書モチーフもある。聖書学と映画学を渉猟し、米国理解の扉を開く文化史・民衆史。映画の深読みができる。【本の内容】

目次

  • 一章 前口上 聖書映画というジャンル──「幻をもとめて」
  • 第 I 部 映画のかたちをとった聖書
  • 二章 旧約叙事詩映画──「記されたとおり」
  • 三章 銀幕のイエス──「私は主を見ました」
  • 四章 古代活劇映画とキリスト教──「すべての民をわたしの弟子にしなさい」
  • 五章 叙事詩映画と寓喩──「イエスならどうなさるか?」
  • 第 II 部 映画の中の聖書
  • 六章 現代的な見かけの旧約聖書──「子や孫にも語り伝えなさい」

著者紹介

アデル・ラインハルツ

略歴
〈アデル・ラインハルツ〉マクマスター大学にてPh.D.取得。聖書学者。オタワ大学古典宗教学研究科教授。カナダ王立協会会員。2003年聖書文芸学会「助言者」賞などを受賞。

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