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商品説明
「近代の諸学に欠けているのは、超越論的な論理学として、認識についての最も深い自己認識によってあらゆる営為を理解しうるようにする論理学である」 中期フッサールの代表作であり、フッサール現象学の理解に不可欠な書。【「TRC MARC」の商品解説】
「近代の諸学に欠けているのは〈非常に広範ではあるが、しかし原理的に統一された意味での学問論的な諸問題と諸原理を、すべて包括する真の論理学〉つまり〈超越論的な論理学として、認識についての最も深い自己認識によって諸学の進路を照らして、諸学がそのあらゆる営為を理解しうるようにする論理学〉である」
「真の論理学は〈諸学に真の学問としての可能な意味を与えるような、超越論的な諸原理のシステム〉を明示しようとしている」
認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書(1928年『年報』10巻に発表)は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。待望の日本語版が、ここにようやく成った。【商品解説】
目次
- 凡例
- 序論
- 予備的な諸考察
- 第一篇 客観的な形式論理学の諸構造と範囲
- A 形式論理学の伝統から形式論理学の完全な理念への道程
- 第一章 命題論的分析論としての形式論理学
- 第二章 形式的命題論と形式数学
- 第三章 演繹的諸体系の理論と多様体論
著者紹介
エトムント・フッサール
- 略歴
- 〈エトムント・フッサール〉1859〜1938年。オーストリア領生まれ。ライプチヒ、ベルリン等の大学に学び、1883年学位を得る。ゲッチンゲン大学教授、フライブルク大学教授を務めた。著書に「論理学研究」など。
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