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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/05/17
- 出版社: みすず書房
- サイズ:22cm/312,14p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08821-9
- 国内送料無料
紙の本
法の概念 新装版
著者 ハーバート・ライオネル・ハート (著),矢崎光圀 (監修・訳)
法とは何か−。法と道徳の関連を考察し、第一次的ルールと第二次的ルールの結合から法体系を位置づける。法理学、法哲学の基本的著作として読み継がれている一冊。【「TRC MAR...
法の概念 新装版
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商品説明
法とは何か−。法と道徳の関連を考察し、第一次的ルールと第二次的ルールの結合から法体系を位置づける。法理学、法哲学の基本的著作として読み継がれている一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
1961年に初版が刊行された本書は、法理学、法哲学の基本的著作として、読み継がれている。
著者は法の定義づけより、むしろ法の解明を意図している。法律上の種々の概念および問題の一般的なパースペクティヴを提供するため、法体系の構造分析に加えて、法を成立させる社会現象に注目し、法・強制・道徳のような型の相互の類似点、相違点に照明をあてる。人間が自ら生存を欲する限り、最小限の自明な事実はつぎのような点にあるであろう。1. 人間の傷つきやすさ。2. おおよその平等性。3. 限られた利他主義。4. 限られた資源。5. 限られた理解力と意思の強さ。初めの3点は人間的自然の事実で静的なルールの世界であるが、4. は社会的自然でここで人間は分業・交換・約束・責務を発生させ、動的なルールの世界となる。5. の状況下で「制裁」が本質的必要物となる。こうした提示が鋭く手堅い論理で展開されてゆく。
その後、道徳哲学、政治哲学、社会学にも影響を与え、ドゥオーキン、ロールズ、ノージックとの論争の出発点となった。【商品解説】
目次
- 凡例
- 序
- 日本語版への序文
- 第一章 執拗につきまとう諸問題
- 第1節 法理論の困惑
- 第2節 繰り返し見られる三つの論点
- 第3節 定義
- 第二章 法と命令
著者紹介
ハーバート・ライオネル・ハート
- 略歴
- 〈H.L.A.ハート〉1907〜92年。イギリス生まれ。オクスフォード大学卒業。ブレイズノーズ・カレッジの学長等を務めた。著書に「法、自由、道徳」など。
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