「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
2016年にフランスで行われた「アフリカにかんする8つの講義」を収録。ヨーロッパ人の見たアフリカ史から「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」まで、ブラック・アフリカ文学の全体像と世界文学の今後を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
2016年、フランスのコレージュ・ド・フランス芸術創造講座で行われた「アフリカにかんする8つの講義」。ヨーロッパ人の見たアフリカ史から説き起こし、植民地期、ポストコロニアル期、パリ郊外に住む移民が生んだ文学まで、1920年以後のブラック・アフリカ文学の全体像をわかりやすく、かつ「内戦と子ども兵」「ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと」など、文学を超え、現代史や思想、社会問題にも広がる視野をもつ類ない文学史である。
フランス語圏ブラック・アフリカの作家は、カリブ海やアメリカの黒人文学作家とパリでどのように出会い、みずからの文学を築き上げていったか。フランス文学という「国民文学」からも、アフリカ諸言語で執筆する正統的「国民文学」からも除外されてきた「フランス語圏文学」は、いかにしてグローバルな認識に立つフランス語表現文学として、「世界‐文学」に連なることができるのか。本書に盛り込まれた著者のメッセージは、1530年の創設以来、名だたる哲学者や文学者を迎えてきたフランスの知の殿堂で「アフリカ人」として初めて講義したこと自体の意味も併せ、今後の文学と世界を考えるひとつの指針となるだろう。
著者アラン・マバンクは1966年コンゴ共和国生まれ。『割れたグラス』『ヤマアラシの回想』はじめ、作家としてフランス語で多くの作品を発表し数々の賞も受賞、2006年以来カリフォルニア大学ロサンゼルス校で教えている。
日本ではほとんど知られていないアフリカ文学の歴史を知るために、世界文学の今後を考えるために、ここにおくる。【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一講 黒人文芸――闇から光へ 2016年3月17日
- 第二講 ネグリチュードとは何か 2016年3月29日
- 第三講 アフリカ文学のいくつかのテーマ系について 2016年4月5日
- 第四講 フランスにおけるアフリカ文学の出版について 2016年4月12日
- 第五講 国民文学と政治的デマゴギー 2016年4月19日
- 第六講 アフリカと「黒いフランス」が歴史に直面する時 2016年5月10日
- 第七講 ブラック・アフリカにおける内戦と子ども兵 2016年5月17日
- 第八講 ルワンダ・ジェノサイド以後に書くこと 2016年5月24日
収録作品一覧
黒人文芸 | 13−56 | |
---|---|---|
ネグリチュードとは何か | 57−93 | |
アフリカ文学のいくつかのテーマ系について | 95−125 |
著者紹介
アラン・マバンク
- 略歴
- 〈アラン・マバンク〉1966年コンゴ共和国生まれ。作家、大学教員。ブラック・アフリカ文学大賞、フランコフォニー五大陸賞、ルノドー賞を受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む