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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/14
- 出版社: ミネルヴァ書房
- レーベル: ミネルヴァ日本評伝選
- サイズ:20cm/283,11p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-623-09274-1
- 国内送料無料
紙の本
最上氏三代 民のくたびれに罷り成り候 (ミネルヴァ日本評伝選)
著者 松尾 剛次 (著)
山形藩初代藩主・最上義光、跡を継いだ息子・家親と孫・家信。義光の関ケ原合戦での過小評価など、その実像を反映していない言説も多いなか、書状などの歴史史料から最上家の勃興と衰...
最上氏三代 民のくたびれに罷り成り候 (ミネルヴァ日本評伝選)
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商品説明
山形藩初代藩主・最上義光、跡を継いだ息子・家親と孫・家信。義光の関ケ原合戦での過小評価など、その実像を反映していない言説も多いなか、書状などの歴史史料から最上家の勃興と衰退を複眼的に捉え直す。【「TRC MARC」の商品解説】
最上義光(1546年から1614年)・家親(1582年から1617年)・家信(1605年から32年)山形藩初代藩主〜第三代藩主。
義光は関ケ原の戦いの後、五七万石の大藩を治めるが、家親の死による跡目相続が遠因となり、家信は改易の憂き目をみる。実像を反映していない言説も多いなか、最上家の勃興と衰退を複眼的に捉え直す。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 義光誕生から家督継承まで
- 1 最上一族について
- 2 父義守と義光の元服
- 3 義光の妻と子
- 4 家督継承
- 第二章 羽州探題の再興を目指して
- 1 村山盆地の平定
著者紹介
松尾 剛次
- 略歴
- 〈松尾剛次〉1954年長崎県生まれ。文学博士(東京大学)。山形大学名誉教授。著書に「家康に天下を獲らせた男 最上義光」「鎌倉新仏教論と叡尊教団」など。
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まさかの転落劇
2022/06/13 19:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
最上氏三代ですが、家親・義俊はおまけで中身はほぼ義光の一代記。ただ3人並べて書いてあると、全盛期で後継にバトンを渡した義光から、なんでこうも早く転落してしまうのかと嘆息も。「関ヶ原での奮戦」「幕府との太いパイプ」と、どう考えても大藩外様大名の中でも安泰間違いなしなのにどうしてと。「嫡男・義康に継がせていたら」「家親が長命ならば」「大身の家臣をしばきあげていたら」。たらればは尽きないが、上杉や伊達が生き残ったことを考えれば不条理劇のような趣き。庄内地方の灌漑など、三代の治世が残した遺産が今もあるのが救いか。