紙の本
山の四季があまりにも美しくて離れがたく、
2020/10/06 07:20
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投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惹かれて手に取ってみました。
五十八歳 私と一歳違い
山の家 昔から憧れている
猫と暮らす こちらもちょっと憧れる
で、読み始めて、ドキリ。
「母を亡くしたあと、両親の家の片付けが手につかない。」
冒頭にこう書いてあって、えーまさに私の状況ではないの、と 驚きました。
平野さんは一時避難のつもりで、両親が40年近く前に買った山荘で暮らし始めたところ、
山の四季があまりにも美しくて離れがたく、もう二年あまり続いている。
そもそも猫を飼い始めたことが、山荘での暮らしの大きなきっかけになったのだそう。
その山の家での、春夏秋冬が彼女のイラスト共に紹介されています。
山で暮らす魅力がたくさん詰まった一冊。
もちろん、虫との格闘や、帽子をかぶって寝ることがあるくらいの寒さや、
買い物、近所付き合いなど不便なこともあるけれど、
圧倒的な幸福感がありました。
ちょっと引いてみますね。
「冬の、
天国にいるような陽の光。
家の奥深くまで陽がはいる朝、
部屋の中に光があふれて、
それだけで幸福感に包まれる。」
忘れられない思い出と共に、彼女の山の暮らしは幸福感にあふれているんだなぁと
思いました。
山の家の庭はかつて母の庭だった。
その庭の二代目を平野さんは造っている。
つくづく楽しそうだ。
紙の本
自然相手に悲喜こもごも
2021/04/12 20:34
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまに山の家に行って過ごすのと、暮らすのとのギャップ多し。
虫問題、寒さ対策。
横浜くらしの作者が八ヶ岳麓の一軒家に猫と暮らす。
水道管を凍らせないようにヒーター?があるとか。
お手洗いが凍って熱湯を持って孤軍奮闘とか。
半乾きの頭で寝ると髪の毛が凍るとか・・・
暖かい土地に住む者にとっては想像を絶する環境に驚く。
とは言え、自然の素敵さに惹かれて鳥と仲良くなったり、庭を造ったりと、悲喜こもごも。
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そう遠くない未来に 訪れる年齢
山や海の近くで暮らすのは 憧れ
大自然の中での 小さな暮らし
窓を開けた光 吸い込む空気で
毎日 生きてることを感じる
そんな生活をしてみたい
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イラストレーターの平野さん、母親が亡くなったのを期に八ヶ岳高原の家で過ごす事にする。それまでもシーズンを区切ってな滞在はあったが、通年を一人でということは無かったそう。
八ヶ岳は、もともと開拓者の多い地域で、最近は別荘族がリタイアを期に永住する人が増えてきているとか。よく聞く田舎の村の付き合いとは、ちょっと違った環境なのかも。それにしても、冬は厳しそうだ。
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いろいろ大変な事もあると思うけど 鳥や木々や山々 やっぱり羨ましい生活。
猫が殆ど出てこなくてそこは残念。
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山梨在住作家さんと聞いて読みました。タイトルも良かったですし、猫も好きなのでとても興味がわきました。
地元の図書館になかったのでリクエストして購入していただいて読みました。
わたし的にはとても好きな文体で内容でした。椎名誠さんがとても好きですが、ダラダラ系というかのんびり読めるのがとても好みです。
地元ということで興味がありましたが、八ヶ岳が望める北杜市あたりだとなかなか里とは生活が変わってきますね。大変そうです。
ご近所のみなさんとの交流なども楽しく読みました。
星ひとつ減らしたのは猫さんの登場が思ったよりなかったためです。次回に期待したいということで一つ減らしましたがほぼ星5つです。
また次作が読めることを期待しています。
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同年代ということで、とても羨ましく楽しんで読みました。
猫との静かな日々、仕事も充実していて素敵な生活。
家も2つあることで今後の生活にも余裕がもてますね。
こんなコロナ禍の時代だからこそ、あと数十年の暮らし方をきちんと考えないといけないなと真剣に思っています。
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202011/タイトルから期待するほど猫は出てこないのでそこは残念。気候・虫・交通インフラなどなど現実は厳しいけど私も山暮らしに憧れるクチなので、味のある挿絵とともに楽しめる一冊。
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山暮らしをしていること、イラストの素晴らしさに惹かれて手にとりましたが、ご本人のことはよく存じませんでした。
読んでみれば八ヶ岳の別荘地で管理人もいて・・・なあんだ、別荘地かぁ。と思ったら、ご本人の足は自転車のみ。築40年の物件で、冬は冷え込んで雪も降るのに、お湯が出るようにしたのはごく最近、というなかなかハードな環境。家族の思い出、特にお母さんの思い出が詰まった家でした。
東京の家を引き払い、横浜の実家を片付けるまでの葛藤、物の処分。どれも大変なことですが、それでもやり遂げて、八ヶ岳を終の住処にしようと決心したのは、保護猫と暮らすようになったからなのですね。虫、雪、寒さ、小鳥編になっているのが面白い。
鳥の好きな私は、やってくる鳥の種類の多さに涎がでます。
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年を取ってから、都会の喧騒を離れ、のんびりと田舎暮らし。ゆったりと自然に包まれて、ご近所さんにも恵まれて、色んな事を自分でやらなくてはならないけど、マイペースに日々を楽しんでいるようすが描かれています。
これはこれでとても素敵な生き方暮らし方だと思うけれど、私には絶対に真似できないしやりたくない。
何よりもまず虫が苦手なので、こんなところに住んだら死んでしまう。力もないので、雪掻きとか無理だし。買い物に不便なのも耐えられない。近くに本屋さんあるのかな?本は本屋さんでページめくって選びたいし。だいたい運転できない年になったらどうするんだろう…買い物の全てをネットですませるのは無理…年を取ればとるほど、機械に疎くなっていくのに、今使っているネット環境に何か問題が起きたとき、こんな田舎で対処できるのか?!等々不安要素がざくざく…。
年を取ったら絶対に便利な都会で暮らしたい思いをさらに一層強くさせてくれました。
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1961年生まれ、イラストレータ&エッセイスト、平野恵理子さん「五十八歳、山の家で猫と暮らす」、2020.4発行。横浜から猫を連れて八ヶ岳南麓(標高1000m)に居を移して3年目、山の四季を体験し、虫、小鳥、雪、寒さ、庭などに関するエッセイです。タイトルから、猫をかなり期待しましたがw。3ヶ所(山村暮らしの直接のきっかけが猫、病院に受診の時入院だったらと猫を心配、里親募集の猫のポスターに目が留まったこと)だけだったのには、残念w。
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この本は読んでいないが、本日(2021年6月7日)、レビューを書いておきます。
著者は、どのような方かというと、
1961年、静岡県生まれ、横浜育ち。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数ある。
とのこと。
で、この本の内容は、
母を亡くしたあと、両親の家の片づけが手に付かない。涙で思い出が曇る。一時避難のつもりで八ヶ岳の麓の家に暮らして二年余り。山での四季があまりにも美しくて、離れられない。それでも暮らしに不便はつきまとう。買い物難民、ご近所付き合い、越冬。それらをひとつひとつ乗り越えながら、山の家での暮らしを作っていく。母の思い出と不在をともに噛みしめながら、ひとりで暮らす深い豊かさを綴る珠玉のエッセイ。
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山梨県の鉢ヶ岳南麓。
別荘に移り住んだ平野さん。
寒そうー!
自然と一緒に暮らす日々が書かれている。
猫と…と書かれているので、猫のことがたくさん書かれているのかと思うが、そうではなかった。
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わかっていたことだが、最初の虫の話で私にはこのような暮らしはムリと再確認した、寒いのもダメ。
猫ほとんど出てこない。
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山と猫、それに表紙に惹かれて手にしたが…。去年の夏、登った白駒池辺りかなぁ。「山で何しているんですか」「特別なことは何もしていない。ただ暮らしているだけ。ご飯を食べ、仕事をし、猫の世話をして寝る」そんなものかもしれないが、なぜか惹かれる。実現させないこともわかっているが!