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商品説明
思想家との対話を続けるなかで辿り着いた、自分への配慮とヒトとモノを含む他なる存在との結びつきの哲学。「生きづらさ」に向き合う著者が、ティモシー・モートンの人文学的環境学の読解と解釈を行う。インタヴューも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
モダニティの終焉からエコロジカルな時代へ
地震、原発問題、無差別殺人、自殺……現在、われわれが感じるこの「生きづらさ」とはなんなのか? 「エコロジー」概念を刷新し世界的な注目を集める思想家ティモシー・モートンは、現代人の生きる空間そのものが「うつの空間」と化しているという。都市空間の「荒廃」を問い続け、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館展示にもかかわるなど精力的な活動を続ける著者が、モートンと直接に対話しながら辿り着いた、自分への配慮と、ヒト・モノを含む他者との結びつきの環境哲学。……「人間が、人間だけで生きていることのできていた時代が終わろうとしている」。
※巻末には日本初公開となるティモシー・モートンのインタビューを収録。【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 アンビエント・エコロジーへ
- 第2章 荒廃のエコロジー
- 第3章 「もの」のエコロジー
- 第4章 幕張ダークエコロジー
- 第5章 死んでゆく世界と一緒にいること
- 第6章 内的空間へ
- 終章
- ティモシー・モートン・インタビュー2016
- 注解
著者紹介
篠原 雅武
- 略歴
- 〈篠原雅武〉1975年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。社会哲学、思想史専攻。大阪大学大学院国際公共政策研究科特任准教授。
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