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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/04/01
- 出版社: 音羽書房鶴見書店
- サイズ:20cm/206p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7553-0428-6
- 国内送料無料
紙の本
現実と言語の隙間 文学における曖昧性 松本一裕先生退職記念論文集
著者 安藤 聡 (編著),鈴木 章能 (編著),大木 理恵子 (ほか著)
明治学院大学松本一裕教授の定年退職を記念した論文集。言語と事実の間には隙間があり、対象には常に曖昧性がつきまとう。文学と言語、文学と曖昧性をテーマにした論考をまとめる。【...
現実と言語の隙間 文学における曖昧性 松本一裕先生退職記念論文集
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商品説明
明治学院大学松本一裕教授の定年退職を記念した論文集。言語と事実の間には隙間があり、対象には常に曖昧性がつきまとう。文学と言語、文学と曖昧性をテーマにした論考をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
言語はどこまで事実を忠実に写し取って伝えられるのか。写し取るときの言葉の選択や意識の問題、伝えるときの受け手の理解の問題、言語そのものが孕む諸問題など、ざっと思い浮かべるだけでも、言語と事実との間には多かれ少なかれ隙間があることは明白である。
したがって、対象には常に曖昧性がつきまとい、その曖昧性ゆえに日常は悲喜劇が頻繁に起こる危うさに満ちている。そうした危うさの真ん中に人間は生きており、そうした危うさに文学表象は拠って立っている。現実が悲惨であればあるほど、それを写し取ろうとした結果としての言葉に、問題は先鋭的に現れよう。たとえば、戦争の表象はその一例である。そこは、人間同士の殺し合いの最前線であるとともに、現実と言語の葛藤の最前線である。
こうした問題について論じることが本書の目的である【商品解説】
目次
- 特別寄稿「現実の非現実性」について
- ティム・オブライエン 『父さんの、 たぶん本』 における虚実・言語・沈黙・・・松本 一裕
- 危機と言語
- ―― 戦間期文学としてキャサリン・アン・ポーターを読む・・・加藤 麗未
- 他者の苦痛を目撃すること
- ――ラルフ・エリスンの 「広場のパーティー」 における言語の限界・・・平沼 公子
- 小説における語りの円環と時間の超越
- ――『ライ麦畑でつかまえて』 と 『異邦人』 を対比して・・・関戸 冬彦
- ウィリアム・ゴールディングの後期作品における曖昧さ・・・安藤 聡
- 願いを叶えるためのコミュニケーション
収録作品一覧
「現実の非現実性」について | 松本一裕 著 | 1−15 |
---|---|---|
絵に描いた餅、空に浮かぶパイ | 大木理恵子 著 | 160−177 |
「耳なし芳一」における怨霊とトラウマについて | 瀬上和典 著 | 178−198 |
著者紹介
安藤 聡
- 略歴
- 安藤 聡 : 明治学院大学文学部教授。明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程満期退学。愛知大学教授、大妻女子大学教授を経て2020年より現職。鈴木 章能 ; 長崎大学人文社会科学域教授。明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程修了。甲南女子大学教授等を経て2014年より現職。松本 一裕: 明治学院大学名誉教授。インディアナ大学大学院M.A.修了、明治学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。明治学院大学文学部専任講師、助教授、教授を経て、2021年定年退職。
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