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認知障害作業療法ケースブック 疾患別にみる認知症と作業療法AD,DLB,FTDを中心に
作業療法士に向けて、AD(アルツハイマー型認知症)、DLB(レビー小体型認知症)、FTD(前頭側頭型認知症)を中心に、ICFに基づいた評価と認知障害に対する治療・支援の実...
認知障害作業療法ケースブック 疾患別にみる認知症と作業療法AD,DLB,FTDを中心に
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商品説明
作業療法士に向けて、AD(アルツハイマー型認知症)、DLB(レビー小体型認知症)、FTD(前頭側頭型認知症)を中心に、ICFに基づいた評価と認知障害に対する治療・支援の実践を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
作業療法士が関わる認知障害を取り上げ,症例を通してより実践的な内容が理解できる新シリーズが刊行開始。
1巻では認知症を疾患別に分けてそれぞれの対応を具体的に解説。国際生活機能分類(ICF)を基に各ケースを解説し,院内作業療法から地域での対応までが盛り込まれている。
実臨床ではもちろん,養成校での実習にも有用な1冊。【商品解説】
目次
- Ⅰ章 認知症総論
- 認知症とは
- Ⅱ章 認知症各論
- 1 アルツハイマー型認知症
- 2 レビー小体型認知症
- 3 前頭側頭型認知症
- 4 その他の認知症
- Ⅲ章 認知症作業療法
- 作業療法の特徴と留意点
- Ⅳ章 作業療法ケーススタディ
著者紹介
池田 学
- 略歴
- 大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室教授
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認知症支援の具体的な方策が多彩
2021/01/27 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっぱりチーズケーキだわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
疾患別ということで、アルツハイマー型だけでなくレビーやピックについてもリハビリが詳しく載っていて、とても勉強になった。
レビーのケースだけで7症例掲載され、基本情報から患者さんの希望、家族の希望が示され、そこから様々な評価が始まっていく。どのケースでもこの流れに沿っていて、手順が明確に押さえられる。そのあとはリハビリと支援が細かく示され、運動機能やADL、IADLなど分けて支援を行っていく。ケースの人それぞれに合わせた支援なので、それぞれ内容は異なっているが、その多様さに対する対応力にはちょっと驚かされる。昨今、多様性が叫ばれているが、そういう視点を大切にしていることが本書から伝わっくる。
レビーでは幻視が出るが(幻視があるからレビーか)、その背景には不安感や焦燥感があり、その感情が強まると幻視も強くなるという。支援の内容としては、日中の活動を増やして睡眠状態を改善させたり、その人としっかり信頼関係を築いて安心感を得られるようにする、また介護する人との関係も善くしていくことが重要であるようだ。
認知症によって混乱しているところに、この疾患をよく知らない人が無理に手を引っ張っていけば、患者さんは暴力的になっても仕方がない。
様々な方向から「手を差し伸べていく」方策が示され、具体的なヒントが満載であった。守備範囲が広く、また柔軟性がある医療が見えてくる良書であった。