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紙の本
あきない世傳金と銀 9 淵泉篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田郁 (著)
呉服太物商の五鈴屋に、商いの存亡にかかわる最大の困難が…。だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んで...
あきない世傳金と銀 9 淵泉篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
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商品説明
呉服太物商の五鈴屋に、商いの存亡にかかわる最大の困難が…。だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んでいく−。【「TRC MARC」の商品解説】
大坂から江戸に出店して四年目、まさにこれから、という矢先、
呉服太物商の五鈴屋は、店主幸の妹、結により厳しい事態に追い込まれる。
型彫師の機転によりその危機を脱したかと思いきや、今度は商いの存亡にかかわる最大の困難が待ち受けていた。
だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んでいく。
商道を究めることを縦糸に、折々の人間模様を緯糸に、織りなされていく江戸時代中期の商家の物語。
話題沸騰の大人気シリーズ第九弾!!【商品解説】
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紙の本
苦境に立つ程に知恵が湧き、人々の絆が深まっていく嬉しい展開。
2021/01/30 22:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
苦境に立つ程に知恵が湧き、人々の絆が深まっていく嬉しい展開。江戸店も「五鈴屋江戸本店」となり幸も引き続き店主として活躍。更に、一緒に何かをやろうという約束した「紅屋」の娘:菊栄の再登場、お梅も江戸に来るという。「衰える兆しは最も盛んな時に生れ、新たな盛運の芽生えは全てを失った時既に在る。」という漢詩に励まされ、太物商として再起を図る五鈴屋江戸本店。新規の企画を胸に秘めた菊栄の参戦。不幸にして音羽屋に走った結は幸せをつかみ取れるのか。ますます目が離せなくなってきたシリーズ10が待ち遠しい。
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ハラハラします
2022/07/21 09:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
仲の良い2人きりの姉妹なのに、まさかの展開に心を痛めていました。悲しみや怒りややるせなさなど、いろんな感情が入り混じりながら読み進めました。それでも、最後はハッピーエンドが来ると信じていたいと思います。ここからどうやって巻き返していくのか、さらに幸が成長していく様を楽しみにしています。
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結束
2022/05/22 20:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mic - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎巻、激動の展開だが、一番辛かったかも。
しかし結がこのままご寮さんにおさまるのはどうだろう…と思っていただけに、どうしてそんな裏切りを!?ではあるが、納得できてしまった。
それにしてもまた大きな試練。皆の協力と結束が次への力となって、切り拓いて行ってくれることを祈ります。
大好きなお竹どんに続いて、お梅どんも可愛いエピソードが嬉しい。
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希望の言葉
2021/10/30 04:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤は結と音羽屋へのなんとも言えない怒りで読み進めさせられました。こんだけムカついた読書は久々。なんていう仕打ち。中盤の危機にあっては、またも惣次の頼もしい助けが。でも、今作で印象的なのは、なんと言っても『新たな盛運の芽生えは何もかも失ったときに既にある』という言葉。希望に満ちた素晴らしい言葉です。いよいよ巻き返しなるかという最後。また次作を読むのが楽しみになりました。
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静かにすすめ
2020/10/25 17:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻の衝撃のラストから、
どう持ち直すのかと読み始めた。
持ち直しはしない。
でも、大崩れもしない。
姉妹のやりとりが切ないだけである。
いまは、静かに潜っている。
いつどうやって、浮上するのか、楽しみだ。
救いのない展開の中で、
大坂に一度戻らせて、幸をも、読者をも、
少しほっとさせてくれた。
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艱難辛苦汝を玉にす、を地で行く展開
2020/10/03 09:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹の行動に本当に腹が立ち、主人公の苦難に胸が痛み、それでもめげずに創意工夫を凝らして前進していくところに元気をもらいました。最後はハッピーエンドなんだろうけど、そこまでの長いこと!ハラハラして、新刊が出るたびに読まずにはいられません。次巻も必ず読むと思います。
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あきない世傳金と銀 9 淵泉篇
2020/09/19 07:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
淵泉・・・深い泉?
泉なんてきれいなものじゃなく泥沼に放り込まれた五鈴屋
途中で止められないくらいグイグイ引き込まれて、もっとじっくり読まなきゃと思いつつも一気読みしてしまいました。
だからなのかあちこちにモヤモヤ感が残ります。
特に結の性格の激変には違和感さえ覚えます。
やはりもう一回じっくり読み直さなきゃ!
菜根譚
衰颯的景象 就在盛満中 衰える兆しは最も盛んな時に生まれ
発生的機緘 即在零落内 新たな盛運の芽生えは何もかも失った時既にある
この言葉が五鈴屋の危機を救ってくれることを祈ります
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あきない世傳金と銀
2020/09/23 11:55
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉服太物を商う五鈴屋は新商品の型紙を女店主・幸の妹・結に持ち逃げされた。その上、商売敵の音羽屋に結が後添えとして嫁ぎ、新商品を売り出す。そのことを知って新しい型紙の作成に従事したものたちは落胆する。
また加賀藩と商売をしたことが組合で問題になり、五鈴屋は組合から脱会の危機を迎える。組合を脱会することは商いができなくなるため五鈴屋は呉服を扱わず太物だけを商うという条件で組合に残る。
店主、従業員も知恵を出しあってこのこの苦難を乗り切ろうとする。さて五鈴屋の新たな戦略は・・・。
どんな時でも知恵を出し合い乗り切ろうとする五鈴屋の商売の姿勢には感心した。
現代の会社でも同じことがいえるのでしょうね。幸の人の使い方や知恵の活かし方については驚かされる。