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  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.3
  • 出版社: 柏書房
  • サイズ:21cm/424p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7601-3084-9

紙の本

久世光彦の世界 昭和の幻景

著者 川本 三郎 (責任編集),齋藤 愼爾 (責任編集)

TBSのドラマ黄金期を演出し、独自の美学を貫き文壇でも活躍した久世光彦。2006年3月に急逝した昭和の巨匠を追悼するアンソロジー。対談やエッセー、秀逸な久世光彦論や追悼文...

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久世光彦の世界 昭和の幻景

税込 2,420 22pt

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商品説明

TBSのドラマ黄金期を演出し、独自の美学を貫き文壇でも活躍した久世光彦。2006年3月に急逝した昭和の巨匠を追悼するアンソロジー。対談やエッセー、秀逸な久世光彦論や追悼文、秘蔵写真であらためてその魅力に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

久世光彦アルバム
正座 久世光彦 著 8-10
同世代の感慨 阿久悠 著 12-15

著者紹介

川本 三郎

略歴
〈川本三郎〉1944年東京都生まれ。評論家。著書に「荷風と東京」など。
〈齋藤愼爾〉1939年韓国生まれ。俳人・編集者。著書に「読書という迷宮」など。

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評価内訳

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紙の本

『私は、死ぬまでそうだろうと思う。』

2007/04/26 02:08

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田川ミメイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

分厚い本である。
ソフトカバーなのに、ずしりと重い。
その分、内容もみっちりと濃い。
久世光彦といえば、やはり「演出家」の顔のほうが広く識られているだろう。が、この本は「作家・久世光彦」への追悼本である。
氏の作品はもちろん、新聞や雑誌に掲載された「対談」「インタビュー」、氏の著作物の末尾に添えられた「解説」。そして訃報を受けて各メディアが掲載した追悼文。それらが、あらゆる出版社や新聞社の垣根を超えて、一挙に掲載されているのだ。
名文と名高い氏のエッセイが何編も読めるのが嬉しい。そしてまた、様々な人との「対談」が素晴しい。
山本夏彦との「昭和十年前後」という対談。松本健一との「太宰の永遠性」、向田邦子の妹・和子と加藤治子との対談は吹きだすほど可笑しいし、親しい関係にあった阿久悠と、劇画家・上村一夫について語った対談も、この二人だからこその貴重なものだろう。
たぶん、作家としての久世氏にあまり馴染みがない人は、この本を読むと驚かれるに違いない。氏がどれほどの読書家だったか、ということに。あれほど忙しくテレビの仕事や執筆をされていたというのに、その読書量は半端じゃなかった。いったいいつ寝ていたのだろう、と思うほどに。
小学校にあがる前から「大人の小説」を「こっそり」読んでいたという、そんな筋金入りの「本好き」である氏の為に、この追悼本にはとっておきの付録がある。
「久世光彦詞華集」
ここには久世氏が愛した作家たちの作品が集められている。繰り返し取り上げてはエッセイに書いていた—まるで恋文のように—、小説や詩歌が。
向田邦子の「かわうそ」、内田百けんの「サラサーテの盤」、太宰治「満願」。
驚くべきことに、それらが全文掲載されているのだ。一部抜粋などではない。一編丸ごと、なのである。小沼丹「村のエトランジエ」や渡辺温「可哀想な姉」などは、読みたいと思っても容易に手に入れられるものではない。それがここに並んでいる。
思えば、『一生を/子供のやうに、さみしく/これを追ってゐました、と。』という西條八十の「蝶」という詩も、久世氏のエッセイで知り、強い衝撃を受けたのだった。久保田万太郎の『湯豆腐やいのちのはてのうすあかり』という句も。三好達治の「乳母車」や中原中也の「朝の歌」もある。そして上村一夫の漫画まで。
なんという贅沢な本だろう。定価¥2310というのも、決して高くない。いや、むしろ安いくらいだ。
かつて「映画少年」で「文学少年」だった、久世光彦。
テレビの仕事についたことで、自分の中の「映画少年」のほうは納得したが、『五十歳を過ぎたころから、もう一人の文学少年の方が』むずがりだしたという。そうして作家になった氏は、『いまでも、新しい本のサンプルが上がってくると、嬉しくてならない。』と書いている。その本を『鞄の底に秘めて、片時も離さず持ち歩いていたら、大金が入っていると勘違いされた』、と。
そして、言う。
『私は、死ぬまでそうだろうと思う。』
本を愛し、書くことを愛した「文学少年」にとって、この本は何よりもの追悼になるに違いない。そしてまた、そんな文学少年が懸命に伝えようとしてきたこと——残すべきもの、残さなくてはならないもの——が、この一冊に詰まっている。あたし達にとっては、久世氏の美しい日本語の美しい文章で、昭和という時代や優れた文学や映画について知ることができる、貴重な本でもあるのだ。
関連記事
「極彩色—あんたとあたい—」「昭和の幻景」「追悼出版『久世光彦の世界』」

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