マイクロ・ライブラリー 人とまちをつなぐ小さな図書館

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町中に、個人がそれぞれ小さな図書館をたくさん作る。
そんな新しい概念を知って、衝撃を受けた。

いつか、読み終わったお気に入りの本を集めて、小さなカフェを開きたい。壁一面、お気に入りの本で埋め尽くし、人に安らぎを与えられるような場所。
そこに、人々が集まり、本を読み、語り合い、励ましあい、学びあう。そんな空間を作りたい。

この本の中には、実際にそんな空間を作っている人々が紹介されている。この本を読んで、図書館のあり方や、人と本との付き合い方について、改めて考え直すことができた。

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まちライブラリーのつくりかたの続編のような本。ほとんどがまちライブラリーを実際に立ち上げた人たちのインタビューと事例集となっており、まちライブラリーが実際にどのように活用されているかが分かる。
期待外れだったのは、まちライブラリー以外の事例がほとんど無いこと。これなら、前著の内容で十分だった。

公的な図書館も、単なる貸本屋ではない、社会的役割を求められている一方で、こうした私的なマイクロライブラリーはどのように機能すべきか、ブックカフェ的なライフスタイル型の本屋との共通性と差異、そうしたものを事例から読み取らなければならない。

本を介して人を結ぶというソーシャルデザインのあり方をより追究する必要があると感じた。

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思ってたのと違う!!
ポスト的なのがたくさんあると思っていた。
本屋とかの話が多くて。
う～ん。

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図書館とは何かを考えるために、図書館に関する本を読んでいる。そのうちの１冊。

様々な、マイクロライブラリーの事例が紹介されていた。
基本は私設。NPO設もあり。
直営の公共図書館がからんでいるところもあれば、本屋さんが「本も売りたい」と思ってやっているところもあるし、病院が患者さんのためにと設置したところもあれば、それはもう完全に専門図書館だ！といえるところもある。

玉石混交、そしてどれが「玉」なのか、私には判断できない。
ただ、「地域のつながりを作る」ことが目的になっているところが多く、それは「図書館」の本来の使命からは外れているとは思う。
だから、ほとんどのマイクロライブラリーは「図書館」ではなく「本のあるたまり場」で、で、それはそれでいいんじゃないかと思いますが、それだけかな。

公共図書館の「読書支援（主に小説）・貸出業務・イベント部門」を肩代わりし、公共図書館は小説以外の資料収集、保存、提供、レファレンス、情報検索を担当……という役割分担が将来できたら、いいなとは思う。

しかし、人の頭の中を垣間見ることにもなる、本。
本って、ナイフのようなものでもあると思うんだけどなあ。
その本を使い、狭い地域でつながろうとすることには、デメリットもあるのではないか。
知らなくてよかったことまで知ってしまう可能性もあるわけで、（しかもかなり深いところ）、、、取扱いに注意しないと、「つながり」にひびが入る可能性もある。
これはマイクロライブラリーだけじゃなく、もちろん、小さな地域の公共図書館にもいえることだけど。

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これもルチャリブロさんの対談の影響で図書館したいと思って検索した本

けっこう図書館やってる人がいるのに驚き

自分と実家に置いてる本を置いて図書館やってみたい

退職したら友達もいない
図書館して近所と接点をつくらないと自分がダメになる気がする

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個人が運営する小さな図書館、マイクロライブラリー。これが静かに広がっているらしい。

日の目を見ることの少ない取り組みだけど、広がっていく可能性があるんじゃないかと、同好の士がサミットを開催したりもしている。



このところ、本の置き場がないとか、遺族がほんの処分に困っているとか、そんなことをよく聞く。僕もそれなりに手放してしまった。だが、遺された本で、家を地域にひらく、という取り組みもあるのだ。

本書にはさまざまな立場でマイクロライブラリーに携わる人達が登場する。マイクロライブラリー、ではピンとこないだろうと、まちライブラリーという名前をつけて活動している人たちがいる。そこには既存の図書館に満足しない人がやってくる。小さいけれど熱量の高そうなとりくみだ。本書も、一人ひとりの活動家(って表現よくないか)の熱意は伝わってくる。ただ、全体として強烈なムーブメント、という風になかなか捉えがたいのが、もったいない。

町おこしにも近頃は図書館が欠かせない。だがそれはいわゆる図書館、という公共の枠組みである必要は無いんだな〜、と実感。そこは書店であってもいいし、会社であってもいいし、家だっていい。やりたいことをやるのがマイクロ。

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私設YA図書館をつくりたい。その想いを実現するために何が必要か、どのような形で行なえるのか。様々な実例を読みながら、想いは膨れ上がる。
大きなものを目指すことはない。できる範囲で始めることから見えて来るものもあるのだろう。

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たまたま知った本ではあるけど、まち×本という自分の仕事と趣味を結び付けられそうなヒントがたくさんあった。マイクロライブラリーだとピンと来ないから、「まちライブラリー」と呼ぼうとするのは良い呼び変え方だと思った。カタカナよりもひらがなの方が日本の文化になじみそう。

動的に動いてリサーチする場（部隊）と、その良いところをしっかりアーカイブする場（部隊）の組み合わせが重要。これが切り離されたり、距離が離れすぎるとうまく行かない。会社の新規事業に似てるなと思う。ある事柄についてストック（アーカイブ）されていくと、そこがコミュニティ化する。例えば料理に関すること、健康に関することなど、そこに行けばいろいろわかる場となる。

まちにたくさんライブラリーができることで、街歩きのコンテンツにもなりうる。