紙の本
読みやすい
2021/03/27 23:09
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投稿者:でん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。
もちろん一回読んでも分からない時もあるけど、ゆっくり考えるとなるほどってなる。
考え方とかものの見方とか、ハッとさせられるな感じが楽しい。
紙の本
お母様への想いが優しい
2024/01/09 14:28
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピタゴラスイッチ等で有名な佐藤雅彦氏のエッセイ。
やはり人とは違った角度からものごとをご覧になっているな、と思いました。
奢る・奢られる際の「ありがとう」のタイミングとか、電車の中で読書に集中する小学生も面白かったですが、高齢のお母様を笑わせたお話が、温かく切なくて良かったです。
笑顔は人を救いますね。
紙の本
気の合う人が新たに見つかった。
2021/10/09 22:02
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暮らしの手帖を手にして出会いました。この方の文章を読みたいと、この本を購入しました。
同じ考えだとか、なるほどとか、わかるわかるとか。
気の合う友達ができた気分です。
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自分自身がなかなか「したい、しよう」とは思わないが、言われてみれば気になる世の中の妙を端正に、論理的に、かつウィットに富んだ文書で読みやすく書かれていている。
先がどんどんと気になり、読み進める速度がかなり早かった一冊。
また、装丁も筆者のイメージにあう佇まい。
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読了。本筋ではないところだけれど、マリアナ沖の海難事故から生還した戸田の漁師3人が3人とも浮きとなって自分を生還させたもの(救命胴衣、すのこ、木の箱)を持ち帰って大切にしているというエピソードがぐっときた。
それにしても美しい本。
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暮しの手帖に連載中の「考えの整頓」の単行本化2作目。
毎回楽しみに読んでいるので,そういう話もあったなぁという思い出がついてくる。
切り口,感じ方が独特で著者の世界が面白い。理知的ではあるが,情の部分がある。怜悧ではなく温かな科学というか数学というか。私がそんな世界に親しみを持っていたり,そうなりたいと思っているのだろう。たぶん。
5月は暮しの手帖の発売月だな。楽しみだ。
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そうだったのか巻尺……!
巻尺の冤罪を晴らす話と、小学生の「たしかに」が特に面白かった。
(私もそのくらいのころ、そのシリーズを夢中で読んでたけど一体どの部分だろうなあ……)
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尊敬する「ピタゴラスイッチ」の佐藤雅彦さんの「暮しの手帖」に連載していた「考えの整頓」の選りすぐり作品集。
色々な話が自分の中でシンクロして、気づきが多くて楽しかった♪
「情報とは、事情の報せのことである。」
「メディアを情報手段から関係構築手段として変容させていく。」ーいじめの構造が、ここにある。
「本来伝えるべき情報が、そんなに頻繁に生まれるわけではない。」だから、「向こう側に人がいる。」ことを意識して、発信しなくては行けないんだな。
「ものには順序がある。」その順序を守るから、人は円滑に気持ちよく生活できるのだが、その順序がわかってしまうと、擦れた大人になってしまったという矛盾。
「時間は誰にも平等に過ぎていく。」が「…ただただ熱中していた。時間は誰にも平等に過ぎてはいなかったのである。」だから、「「たしかに…」と呟いた「小学生がふんだんに持っている時間に対してか、それとも熱中の仕方にか。」「羨ましさを感じてしまった。」
「新しい発明は、このようなハッキングから生まれる場合が往々にしてある。…でも、ここで忘れては行けないことは、ハッキングを起こすためには、機械やシステムをハックするだけの技術力が必要なのである。」
「問題化する、そして外に引っ張り出すということは、どういうことであろうか。それは言語化す、視覚化する、ということに他ならない。…他人にも扱えるものとして外在化するのである。」「問題を見つける問題」「○○○○…○○○○問題」「ここで大事なのは、普段は言葉にして意識しない、心に埋もれていた問題を外に出せたこと」
三つの話がセレンディピティ!
やはり、人は知識を身につけるって大切だし、その上で熱中して、考え、言語化することが必要だ。
結論は、苦手なITの理解にこれからも努めよう!
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頭がスッキリして目の前が明るくなった気がする。
ずっと佐藤雅彦さんが好きで、好き過ぎて、ご活躍をできるだけ見ないようにしているのに、つい手に取ってしまった。
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前作よりもさらにユーモアというか、人を見る目が優しくなったような、人間くささも感じた。若者の学生を奢った時の、ごちそうさまでしたを言うタイミングの話や、たまたま電車で隣に座った小学生が言い放った一言に動揺する話とか、ほんとによく分かるなぁ〜と思って笑ってしまった。
こころがすこし荒んでいた時によんでいたので、いくばくか救われた気分に。
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前作を上回る面白さだった!ピタゴラスイッチは「思考の過程」を表現していたんだなー。
タイトルのベンチの足とは何なのだろうと思っていたが読んで納得。
日常で突然"あの時のあのことが今更わかる"瞬間ってあるよなぁとしみじみと。
読み終わったあと、ポリンキーのLINEスタンプにかわいらしさを感じまんまと買ってしまいました。
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暮しの手帖の連載と同じ内容でしたが、多少リライトされていて、改めて分からないないことを分かるための問題を自分の経験から言語化して面白かったです。日常の中ではほとんどが立ち止まらずに毎日過ごしている中で、あえてその小さな出来事をなぜ自分はそのような行動をしたのかを問題定義し、具現化、可視化、外在化にしていくことが好きなんだなと思いました。ただ面白いだけではなく、イライラしたり、切なかったり、かわいかったり、懐かしかったり、恥ずかしかったりで情緒あるお話でした。前回の「考えの整頓」に引き続き、考えることの楽しさを教えてくれる本だと思います。
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佐藤雅彦氏は、バザールでござーるや、だんご3兄弟、ピタゴラスイッチなど、聞けばすぐイメージできるキャラクターや番組の原案を生み出した、自分からしたら、いや、自分からしなくてもとんでもない人。
以前、「考えの整頓」を読んだ際に、非常に面白いコラムがいくつもあったので、興味が湧いて、2冊目に突入。
今作で特に印象に残ったのは、タイトルにもあった、「ベンチの足」。
公園で見慣れているベンチは、実はあれが全体像ではなく、コンクリートの塊が地中に埋まっているものもあるそうで、そのコンクリート部分が埋まっていない「ベンチ」をたまたま目撃したのだそう。
ちょうど本の中に写真があるので、見てみると、思わず二度見をしてしまうほど、ベンチらしくない。ちょうどベンチが2台積み重なってできたような高さがある。
著者は、このベンチを発見したことに絡めて、私たちは、自分の生活を支えているものに、あまりに無頓着である、と述べている、が、ここからが面白い。
無頓着でいることは必ずしも悪いことでないし、逆に全てのことを思いやり、感謝の気持ちを持つことは、この現代社会においては、数え切れないくらいあり、不可能だ。
自分が何かをしたときに、感謝されなかったのは、それがあまりにもうまくいって、気づかず過ごしているだけかもしれない。感謝の気持ちを持つことも、無頓着でいることもまた自然な態度なのだ、と著者は締め括る。
なんというべきか、救われる思いがした。
「感謝しましょう」という表現は世の中に多くあり、特に今日では、強く言われている。「感謝することはよいこと」を意識しすぎて、「全てに感謝しなければいけない」や「感謝しないのはダメなこと」へ、自動的にスライドして、他人を攻撃したり、逆に自己批判をして消耗していないだろうか。
本を端から端まで読む必要がないのと同じように、完璧主義である必要はないのだ。
あとがきの「妙」の大切さも、大変面白い内容であった。
妙に思うことがあるからこそ、文章が書けるのかもしれない。
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数々のヒット広告やキャラクターを生み出してきた著者の、日常の気付きや体験、思考などがぎゅっと詰まっている。ものを生み出す人って、こういう風に考えるのかー、こういう風に行動するのかーと興味深かった。
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・任天堂によって、テレビはモニターへと「ハック」された。
・キャラクターの「かわいさ」=律儀さ、不憫さ。
枕草子的、日本人感覚。
・「好き」は理由より先にある。
ものごとをすばやく認知するテクノロジー。
・エジソンは朝食を発明した。
★まず魅了されるから、解釈したくなる。
・脳の中でものごとがつながるおもしろさ。人間的。
・〜〜問題