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- カテゴリ:大学生・院生
- 発行年月:2000.4
- 出版社: 建築技術
- サイズ:21cm/157p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:4-7677-0089-2
紙の本
ザ・ソイル 建築家のための土質と基礎
著者 藤井 衛 (共著),若命 善雄 (共著),真島 正人 (共著)
一般の建築設計者や建築技術者、および構造系の学生に向けて、土質と設計の基礎に関する知識をイラストを多数用いて説明。理解を深めるための計算問題を付す。【「TRC MARC」...
ザ・ソイル 建築家のための土質と基礎
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商品説明
一般の建築設計者や建築技術者、および構造系の学生に向けて、土質と設計の基礎に関する知識をイラストを多数用いて説明。理解を深めるための計算問題を付す。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
土質と基礎に関する高度な内容を,簡潔な文と図と例題で解説した書。教科書副読本として最適
2000/10/13 00:15
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投稿者:堂内 祥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海に浮かぶ海洋構造物は別として,地球上の構造物はすべて地盤の上に建つ。建っていられるのは,「地盤(土質)」が堅固であるか,あるいは「基礎」という部材を介在して地中深くの堅固な地盤に支持されているからである。一見当たり前のことであるが,重い構造物が沈むことなく,また傾くことなく,地盤の上に“正確に建ち続ける”ことを工学的に保証することはたいへん難しい。
「磐石」という言葉があるように,地盤は堅固なものと思い込みがちである。が,地震で地盤が崩壊したり,液状化したり,大雨で地盤が流されたり,特に自然災害のときにその地盤のもろさに気が付く。災害が起こらなくても,いつの間にか建物が傾いたりする事故は後を絶たない。
このような現象が起こるのも,建物が拠って立つ「地盤」そのものが一筋縄ではゆかない難物である,ということも原因の一つではあるが,地盤と基礎に関して誤った理解をして設計している場合も多い。かなり経験を積んだ専門家でも,地盤の表面を見るだけでは判断を誤る場合がある。地盤は奥が深い。
この本は,地盤(土質)と構造物の基礎に関して,長い間研究と実務(コンサルタント,設計)に携わってきた専門家が,建築で必要な土質と基礎に関するかなり専門的かつ工学的に高度な知識を,長々とした説明文を避け,イラストや図を用いて非常に解りやすく簡潔に解説した本である。しかも,見開きで各項目が一目できる構成になっていて,手元に置いて手軽に利用できる。例題も工夫されている。土質と基礎に関する「用語」を理解するのにも便利である。
建築を学ぶ学生はもちろん,建築デザイナー(意匠設計)にとっては基礎知識を得ることができ,構造設計者や建設工事などの実務に携わる人達にとっては,これまでの知識を再確認するのにたいへん便利な書である。
(C) ブックレビュー社 2000