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商品説明
メシーカ人の移住譚、インド人移民と宗教、宇宙時代の移動と定住など、グローバリゼーションという現象のもとで、多面的な「移動と定住」の側面を、史的な視野から考察した論文集。【「TRC MARC」の商品解説】
古来、人間の移動が歴史を作った例は多い。「移動」ということばが、学界やジャーナリズムで広く使われ出したのは1990年代からである。それは、1980年代後半から90年代前半にかけて、人・物・金(資本)・情報が国境をも越えて移動する「グローバリゼーション」が、もてはやされたことと関連している。その後、グローバリゼーションへの疑問や不安が強まっても、その現象は容易に止めがたいものとなっている。こうした状況が人の移動と定住への広い関心を呼び起こしてきたのである。
「移動」といっても、移動する距離が近距離であったり地球規模の移動であったり、また自らの自由な意志に基づいたもの、状況に強制された移動やそれらの中間的な動機による移動などがあり、そうした要因の相違によって「定住」の形も異なっている。
多面的な「移動と定住」の側面を史的な視野から論じた論文集。 【商品解説】
目次
- まえがき……………………………………………内藤 雅雄
- Ⅰ メシーカ人の旅物語…………………………井上 幸孝
- ──アステカ移住譚の形成と歴史
- 一 メシーカ人の旅物語の概要 二 メシーカ移住譚の形成過程
- 三 旅物語の変容
- Ⅱ 海を渡る娘たち……………………………日暮 美奈子
- ──一九/二〇紀転換期ドイツにおける女中と婦女売買
- 一 事件の経緯 二 犠牲者像の構築 三 女中としての生活
- おわりにかえて──移動する女性としての女中
- Ⅲ 関東大震災時の朝鮮人虐殺とその犠牲者をめぐって
収録作品一覧
メシーカ人の旅物語 | 井上幸孝 著 | 15−42 |
---|---|---|
海を渡る娘たち | 日暮美奈子 著 | 43−79 |
関東大震災時の朝鮮人虐殺とその犠牲者をめぐって | 田中正敬 著 | 81−124 |
著者紹介
専修大学人文科学研究所
- 略歴
- ●執筆者紹介
井上幸孝(いのうえ ゆきたか) 専修大学文学部准教授
大阪府出身
専門:メキシコ史
著書・論文:「メキシコ史における先住民概念についての一考察──征服と植民地時代の事例から」(2008年)、Indios, mestizos y españoles. Interculturalidad e historiografía en la Nueva España (共著、2007年)。「ヌエバ・エスパーニャ先住民村落の創設と境界──メキシコ盆地の権原証書の分析」(2007年)、「植民地時代初期の先住民文書に見るメシーカ史 ──テペチパン、クァウティトラン、テノチティトランの歴史文書の分析」(2004年)。「アルバ・イシュトリルショチトルの記録文書に見る先スペイン期の歴史」(2001年)。
日暮美奈子(ひぐらし みなこ) 専修大学文学部准教授
千葉県出身
専門:ドイツ近現代史
論文:「大量移民現象と婦女売買──第二帝政期ドイツでの議論を中心に」(2011年)、「1890年…
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