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商品説明
安全性は科学の問題で、安心感は心の問題だとする二項対立によって排除され、不可視化されてしまう「原発事故に対する国と東電の過失責任がきちんと問われない」という社会の病を顕在化させる。『みすず』掲載をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
あの日から6年
復興のかけ声とは裏腹に、被災の言葉は失われていく
諦めや、泣き寝入りになってしまうこと
本当の意味での風化がいま、始まろうとしている
どうしたら現状を変えられるのだろうか
被災者の不安には、生物学的な合理性があることが分かった
気鋭の科学ライターが、最新の脳科学の成果を踏まえ、打開策を探る【商品解説】
目次
- プロローグ 本当の意味での風化
- 第1章 生物学的合理性から見た福島原発事故
- 第2章 脳神経科学から見た「不安」
- 第3章 社会の病としての放射線災害
- 第4章 科学的リスク評価の限界
著者紹介
伊藤 浩志
- 略歴
- 〈伊藤浩志〉１９６１年静岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は脳神経科学。ストレス研究で博士号を取得。フリーランスの科学ライター。
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