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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/12/02
- 出版社: メイツユニバーサルコンテンツ
- サイズ:26cm/128p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7804-2401-0
読割 50
紙の本
繕うワザを磨く金継ぎ上達レッスン 新版 (コツがわかる本)
著者 持永かおり (監修)
伝統の漆技法で、大切な器をよみがえらせる−。金継ぎで使う道具と材料から、小さな欠け、ヒビ、割れ、難易度の高い破損の繕い方まで、金継ぎの基本と応用をカラー写真でわかりやすく...
繕うワザを磨く金継ぎ上達レッスン 新版 (コツがわかる本)
繕うワザを磨く! 金継ぎ上達レッスン 新版
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商品説明
伝統の漆技法で、大切な器をよみがえらせる−。金継ぎで使う道具と材料から、小さな欠け、ヒビ、割れ、難易度の高い破損の繕い方まで、金継ぎの基本と応用をカラー写真でわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
★ 伝統の漆技法をもとに、
大切な器を美しくよみがえらせる!
★ 小さな欠けこそ丁寧に。
ポイントをわかりやすく解説。
★ 基本と応用を1冊でマスター。
コツをつかんで自在にアレンジ!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
" 漆" という素材に魅了され、
私は仕事をしています。
金継ぎとは「ただ割れた器を繕い、
金色に仕上げることではない」と思っています。
割れてしまった器を愛おしむ気持ち、
器を割ってしまった人をいたわる思い、
その器にまつわる様々なエピソードが
漆で繕われた傷跡に刻まれていると思うと、
傷を知らないまっさらな状態よりも
美しく見えます。
それこそが金継ぎの魅力なのだと思います。
古来より私たちの生活に溶け込んでいた漆は、
知れば知るほどその美しさと堅牢さと、
万能な素材であることに驚くことと思います。
その「漆で繕う」ということは、
時間のかかる作業でもありますので、
初めはその扱いに戸惑うこともあるでしょう。
しかし、スピードや手軽さが重視される
この時代だからこそ、
季節や気温や湿度を感じながら、
ゆったりと器に向き合い
繕うことの豊かさを実感できると思います。
そして、一度止まってしまった器と人との時間が、
自分の手によって再び動き出す
喜びを感じていただければ幸いです。
「モノ継ぎ」持永 かおり
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ PART1
金継ぎで使う道具と材料を知る
* 破損状態の確認
器の破損状態に合わせた修繕方法を選ぶ
* 繕いの準備
修繕前にクリーニングと下処理をする
* 基本の道具・材料
繕いの道具と材料を選ぶ
・・・など
☆ PART2
小さな欠けを繕う
* 陶器の欠け1 織部釉小鉢
口縁の小さな欠けを丁寧に繕う
* 陶器の欠け2 外焼締ボウル
釉薬のかかっていない器はマスキングをする
* 磁器の欠け1 白磁ドレープカップ
希釈生漆を塗ってから錆付けする
・・・など
☆ PART3
ヒビを繕う
* 磁器のヒビ 白磁カップ
ヒビの上に漆を置いて染み込ませる
・・・など
☆ PART4
割れを繕う
* 磁器の割れ1 織部釉フィンカップ
麦漆を塗ったら湿気を取り込んで接着する
* 陶器の割れ1 鉄釉すり鉢
収まりの悪い破片はエッジをやすりで削る
・・・など
☆ PART5
難易度の高い破損を繕う
* 陶器の大きな欠け 織部釉小鉢
強度の高い刻苧漆で大きな欠けを造形する
* 陶器の複雑な割れ 白釉マグカップ
取っ手の接着部分に麻糸を巻きつけて補強する
* 楽焼の複雑な割れ 楽焼抹茶茶碗
バラバラの破片はブロック分けしてから接着する
* ガラスの修繕について
ガラスの修繕は高度な技術や多くの知識と経験を要する
・・・など
※本書は2017 年発行の
『繕うワザを磨く金継ぎ 上達レッスン』
の新版です。【商品解説】
著者紹介
持永かおり
- 略歴
- 多摩美術大学にて、ガラス工芸と陶芸を学ぶ。
陶作品を制作・発表しながら
「いけばな草月流」本部造形科陶芸コースの
助手として指導にあたる。
その間多くの美術品や花器・器の修理修復を手がける。
2008 年頃より、修理のための漆の勉強を始める。
2011 年の震災を機に「造る」側から
「直す」側へと転身。
ワレモノ修理プロジェクト「モノ継ぎ」を
立ち上げる。
D&DEPARTMENT のデザインリサイクルの主旨に共感し、
2014 年より同社リペアネットワークに参加。
2018 年 NHK Eテレ「 デザインあ」の新コーナー「なおす」に出演するなど、多方面で活動。
現在、D&DEPARTMENT TOKYO と
「モノ継ぎ」ホームページを窓口に、
年間300 個を超す器を国産漆で繕っている。
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