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商品説明
出雲平野と斐伊川の流れを見下ろす眺望のよい西谷丘陵に、巨大な墳墓がつくられた。弥生時代後期に出現した「出雲王」の墳墓でとりおこなわれた墓上祭儀を明らかにし、古代出雲の世界を探究する。【「TRC MARC」の商品解説】
出雲平野と斐伊川の流れを見下ろす眺望のよい西谷丘陵に、長方形の台状墳丘に四隅が突き出した突出部をもつ巨大な墳墓がつくられた。弥生時代後期に出現したこの「出雲王」の墳墓でとりおこなわれた墓上祭儀を明らかし、古代出雲の世界を探究する。【商品解説】
目次
- 第1章 西谷墳墓群の発見
- 1 中学生が発見した遺跡
- 2 四隅突出型墳丘墓の確認
- 3 島根大学による発掘調査
- 第2章 発掘でわかった王墓の姿
- 1 白く輝く「コタツ」形の墳丘
- 2 王墓の祭具
- 3 王墓の祭儀
- 4 王の棺椁と王を飾った舶来品
著者紹介
渡辺 貞幸
- 略歴
- 〈渡辺貞幸〉1945年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。島根大学名誉教授、出雲弥生の森博物館名誉館長。
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特殊な世界観
2020/10/16 21:46
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投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古墳時代に前方後円墳が一世風靡する前、かっくちには独自の墳丘墓文化があった。
出雲を中心とした山陰には、方形で四隅が突き出した特異な墳丘墓が存在していた。
そして、出雲平野と斐伊川の流れを見下ろす眺望のよい西谷丘陵には、この四隅突出形墳丘墓のなかでも最大規模の遺跡が見つかっている。
島根大学の発掘調査では、この墳丘墓上でおこなわれた祭儀の様子を具体化してくれた。