「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
質的研究法テキストの決定版
2000/11/26 15:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に素晴らしい本です。本書の著者の佐藤郁哉さんは『暴走族のエスノグラフィー』や『現代演劇のフィールドワーク』(今年度日経経済図書文化賞受賞)などで知られる社会学者です。
本書では、そのような佐藤先生がフィールドワークについてわかりやすく解説したものです。
日本では定性的研究法の優れた教科書がほとんどありません。本書は、タイトルこそフィールドワークになっていますが、定性的研究法のテキストとして十分使えます。
内容はフィールドワークとは何か、またフィールドワークの客観性は?というようなわれわれが素朴に感じる疑問に丁寧に答えてくれる内容になっています。それれ方法論的な内容とは別に、技法論ともいうべき、ノートのとり方やハードウェアの使い方も解説されています。また巻末の参考文献リストも充実しており、利用価値の高い1冊です。社会科学系でインタビュー調査やフィールドワークを行う人はもちろん、また定量的研究法を多用する人も、自分の研究を相対化する意味で非常に示唆に富んだ本です。