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商品説明
ゾウリムシ、大腸菌から、植物、カビ・キノコ、動物まで、あらゆる段階の生物にとって、世界がどのように見えているかを最新の知見に基づいて描写。生物の感覚が段階的に進化してきたことを明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
実重 重実
- 略歴
- 〈実重重実〉1956年生まれ。島根県出身。東京大学卒業。全国山村振興連盟常務理事兼事務局長。元・農林水産省農村振興局長。階層生物学研究ラボ研究員。著書に「森羅万象の旅」など。
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紙の本
読みやすく興味深い本。
2020/01/07 09:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムゥ - この投稿者のレビュー一覧を見る
専門書的な扱いを受けているようだけれど、実際に読んでみるととても読みやすい。
特に生物に興味がない人でも、「ああ、そういうことがあるんだ」と話のネタとして読みことも可能だと思う。
よく言われることだが、簡単なことを難しく説明するのは簡単だが、難しいことを簡単に説明することは難しい。
本書は本来ならばもっと専門用語を多用し、専門的な言い回しで記述することも出来たと思われるところを、実に簡単に殆どの人であれば簡単に理解できるように書かれている。
目から鱗な話も多く、最初から最後まで興味深く読み進めることが出来た。
個人的には後半の鳥類、哺乳類よりも、前半の単細胞生物の話が面白かった。
特にゾウリムシの自分一人で有性生殖を行い、体を内部から新しく作り直す、という荒業なんかは「これ不老不死なんじゃね?」とびっくり。
実際には「不老不死」でも「アンチ・エイジング」でもなくて「リ・スタート」なのかも知れないけれど、もしこれが人間に応用できたらと思うと、凄いような怖いような。
とにかく身構えて読む必要はなく、気軽に読めて生物の面白く、驚きに満ちた不思議な生態を知ることが出来る一冊になっている。