「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/07/29
- 出版社: 世界思想社
- サイズ:19cm/209p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7907-1772-0
読割 50
紙の本
ワンダーランドに卒業はない (こどものみらい叢書)
著者 中島 京子 (著)
空想が日常の子ども時代、だれもが異世界へと旅する時間を持つ−。作家・中島京子が、「クマのプーさん」から「ゲド戦記」まで、自身を育てた18の物語を紹介する。【「TRC MA...
ワンダーランドに卒業はない (こどものみらい叢書)
ワンダーランドに卒業はない
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
空想が日常の子ども時代、だれもが異世界へと旅する時間を持つ−。作家・中島京子が、「クマのプーさん」から「ゲド戦記」まで、自身を育てた18の物語を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
中島京子・初の児童文学エッセイ集
空想が日常の子ども時代、だれもが異世界へと旅する時間を持つ。物語に没頭する喜びは、ずっとあなたを支えてくれる。本を開いて、自分の中の子どもに会いにいこう。
『クマのプーさん』から『ゲド戦記』まで――作家を育てた18の物語。
【本文からの抜粋】
『プーさん』ほどに、完璧に、あの特別な時間と空間を、しっかりと閉じ込めた本はない。この本が世に出てから、まもなく百年が経とうとしているけれど、あいも変わらず子どもの心をとらえて離さないのも、大人にとってもことあるごとに読み返したくなるのも、『プーさん』の世界がホンモノで、そしてそれがわたしたちにとってたいせつなものであるからにほかならない。(第1章「プーの森で、ことばと遊ぶ」より)
生涯で『宝島』を読んでいないというのは、なんだろう、すごく大きな損失のような気がする。『宝島』を読むのは、物語に没頭するという、生きている喜びのうちもっとも楽しいことの一つの、圧倒的な体験なのだ。それなしに、生きることを、わたしはオススメしない。(第4章「物語に没頭する、圧倒的な幸福感」より)
子どものときに『不思議の国』や『鏡の国』に迷い込んだことがあれば、そののちもずっとその世界を持ち続けることができて、それは一生の友になるということだ。ワンダーランドは卒業を許さないのである。(第7章「ワンダーランドは卒業を許さない」より)
このエッセイ企画がスタートしたときから、最終章を『ゲド戦記』に、と決めていた。 というのも、この長いファンタジー・サーガは、たしかに「わたしを育てた」物語なのだけれども、幼いわたしを、というよりは、現在も育て続けている、特別な物語だからだ。(第18章「二十一世紀の読者のために作り直された、ル= グウィンからの贈り物」より)【商品解説】
目次
- まえがき
- 1 プーの森で、ことばと遊ぶ
- ――A・A・ミルン『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』
- 2 銀河ステーションから、めくるめく幻想世界へ
- ――宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
- 3 二人がそれぞれ、親友のためにやったこと
- ――エーリヒ・ケストナー『点子ちゃんとアントン』
- 4 物語に没頭する、圧倒的な幸福感
- ――ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』
著者紹介
中島 京子
- 略歴
- 〈中島京子〉1964年東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒。「小さいおうち」で直木賞、「長いお別れ」で中央公論文芸賞、「やさしい猫」で吉川英治文学賞を受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む