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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/02
- 出版社: 晶文社
- サイズ:19cm/356p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7949-7195-1
読割 50
紙の本
イスラームの論理と倫理
かたや男性・イスラム教徒、かたや女性・非イスラム教徒。ともにイスラーム研究を専門としつつも立場を異にする二者による、イスラームの真実をめぐる対話。『晶文社スクラップブック...
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商品説明
かたや男性・イスラム教徒、かたや女性・非イスラム教徒。ともにイスラーム研究を専門としつつも立場を異にする二者による、イスラームの真実をめぐる対話。『晶文社スクラップブック』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
イスラームは、穏健で寛容で民主的な、平和の宗教か?
かたや男性・イスラーム法学者にしてイスラム教徒=中田考。かたや女性・イスラム思想研究者にして非イスラム教徒=飯山陽。ともにイスラームを専門としつつも、立場を異にする二者が交わす、妥協を排した書簡による対話。
IS、トルコ・クルド問題、アフガニスタン中村哲氏殺害、ハラール認証、イラン情勢、コロナ禍の影響……。同じトピックを論じても、これだけ世界の見方が違う。はたして日本人は、イスラームをどれだけ理解しているか?
神の前の自由・平等?
人が獲得した自由・平等?
誰も教えてくれなかった、イスラーム世界の真実をめぐる、火花を散らす対話の記録。
「20年以上前に初めて出会った時から今に至るまで、中田先生は私にとって、全く分かり合うことのできない異質な他者です。中田先生だけでなく、私は日本の中東イスラム研究業界に属する多くの研究者と、ほとんど全く分かり合うことができません。(…)私はこの往復書簡を通して、中田先生と分かり合おうとも、中田先生を説得しようとも全く思いませんでした。私の目的は、ひとつにはもちろん、それぞれのテーマについての分析を提示することですが、もうひとつは中田先生と私の議論が徹頭徹尾嚙み合わないことを読者の方々によくよくご覧いただき、その上で、なぜこうも嚙み合わないのかについての理由を明らかにすることです。」(飯山陽 まえがきより)
「人文社会科学の他の分野と比べても職業的専門家の絶対数が圧倒的に少なくマーケットも小さいイスラーム研究が学問の名に値するものに成長するためには、どんなにレベルが低く誤解と偏見に満ちていようとも、イスラームを理解できない人、理解しようとも思わない人にさえも広く読まれる作品ができるだけ多く生み出され、流通することが不可欠だと私は信じています。(…)本書ができるだけ多くの読者の目に留まり、読者の中からたとえ一握りほどの数であったとしても、本書に書かれたことの背後にある「誰の目も見たことがなく耳が聞いたともなく心に浮かんだこともない」(預言者ムハンマドの言葉)広大で深淵な世界を垣間見、彼らに続こうと志す者たちが現れることを願ってやみません。」(中田考 あとがきより)
【目次】
第一書簡 あるべきイスラーム理解のために
第二書簡 イスラム国をめぐって
第三書簡 トルコ、クルド問題について
第四書簡 タイのイスラーム事情
第五書簡 中村哲氏殺害事件をめぐって
第六書簡 ハラール認証の問題
第七書簡 イラン/アメリカ関係の深層
第八書簡 コロナウイルス禍がもたらしたもの
第九書簡 トルコのコロナ対応をめぐる考察
最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語として【商品解説】
目次
- ■第一書簡 あるべきイスラーム理解のために
- 書簡A イスラーム理解はなぜ困難であるか 中田考
- 書簡B 「あるべきイスラーム」から離れて 飯山陽
- ■第二書簡 イスラム国をめぐって
- 書簡A 「ひとごと」ではないイスラム国 飯山陽
- 書簡B イスラーム国について語ることの不可能性 中田考
- ■第三書簡 トルコ、クルド問題について
- 書簡A トルコの「平和の泉」作戦の背景を読む 中田考
- 書簡B 偏向するメディアのもとで 飯山陽
- ■第四書簡 タイのイスラーム事情
著者紹介
中田考
- 略歴
- 〈中田考〉1960年生まれ。カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(Ph.D)。イスラーム法学者。
〈飯山陽〉1976年生まれ。イスラム思想研究者。博士(東京大学)。著書に「イスラム教の論理」など。
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この二人は水と油
2023/11/02 11:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中田考氏は男性でイスラーム教徒で親イスラームの人、、飯山陽氏は女性で異教徒で反イスラームの人、同じ題を巡って二人の考えが交わることは決してない、そこが読みどころで面白い
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2024/02/11 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
立場こそ正反対だが非妥協的な姿勢までそっくりな2人の噛み合わない対話?もどき。よくも版元はこんな本を企画して通ったものだ。中田考の自己中心的な文面には信者さん以外は呆れてしまうのではないか。飯山陽はまだこの頃は読めるものを書いていた(語っていた)。もっともこの本を読んで読者にイスラームの理解が伝わるかどうかは分からないが。