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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2019/09/15
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:27cm/341p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0262-5
- 国内送料無料
紙の本
香港カトリック教会堂の建設 信徒による建設活動の意味
著者 福島 綾子 (著)
イギリス植民地化、中国返還を経て現代に至る、約180年間の香港カトリック教会堂の変遷を、政治・社会・宗教的文脈から解き明かした書。図面、香港カトリック教会一覧などの資料も...
香港カトリック教会堂の建設 信徒による建設活動の意味
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商品説明
イギリス植民地化、中国返還を経て現代に至る、約180年間の香港カトリック教会堂の変遷を、政治・社会・宗教的文脈から解き明かした書。図面、香港カトリック教会一覧などの資料も収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
世俗化した近現代における「宗教」、「信仰」、「宗教建築」、そして「信徒」とは何か。この大きな問いに、本書は香港というひとつの事例の全容を提示しつつ、世界史的に位置づける。
意外にも香港には、カトリック信者が多い。香港の信者数は、日本全体の信者総数よりも多い。この背景には、カトリック教会が社会的に担ってきた役割の大きさがある。イギリスは19世紀に香港を植民地とした後、カトリック教会に教育・福祉サービスを担わせた。この見返りというかたちで、多くのカトリック教会堂が政府助成を受けて建設されるようになった。
カトリック教会堂の形態や用途は約180年の香港史において、目まぐるしく変遷した。その背景には、植民地ならではの政府と教会の相互依存的関係があり、また、香港返還が決定した後の関係激変があった。そして教会堂空間を確保するため、教会はあらゆる努力をしてきたが、それには司祭のみならず、信徒たちが重要な役割を担ってきた。
戦後に急増した香港人信徒たちは、難民としての受動的な存在から徐々に自立、成熟し、教会堂建設に参加するようになった。特に建築家やエンジニアである信徒の活躍が顕著であった。彼らの奉仕は司祭の実務的な補助者として始まったが、世界的な霊性運動の興隆に大きな影響を受け、また返還をめぐる香港社会の激動のただなかにあって、次第に、信徒自身の霊性探求を教会堂営繕に見出し、求めてゆくようになった。
本書は、教会堂という物質的なものの変遷と同時に、信者の信仰、霊性という内的な変容の過程をも描く。【商品解説】
目次
- 序章 信徒の信仰と教会堂建設活動
- 第1節 研究の出発点
- 第2節 既往研究
- 第3節 研究の射程と方法
- 第4節 本書の構成
- 第1章 信徒論
- 第1節 初代教会時代から19世紀までの信徒概念
- 第2節 19世紀後半以降の信徒概念
- 第3節 香港の信徒とは?
- 第2章 香港カトリック教会堂
著者紹介
福島 綾子
- 略歴
- 〈福島綾子〉ペンシルバニア大学文化遺産保存学修士課程修了。九州大学芸術工学研究院助教。専門は文化財学、歴史学。博士(工学)。
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