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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/24
- 出版社: ビー・エヌ・エヌ新社
- サイズ:21cm/205p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8025-1024-0
紙の本
配色の設計 色の知覚と相互作用
著者 ジョセフ・アルバース (著),永原 康史 (監訳),和田 美樹 (訳)
色を見る、組み合わせる。その本質を摑む伝説の授業を公開。20世紀で最も影響力のあったアーティストであり教育者のひとり、ジョセフ・アルバースの大成「Interaction ...
配色の設計 色の知覚と相互作用
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商品説明
色を見る、組み合わせる。その本質を摑む伝説の授業を公開。20世紀で最も影響力のあったアーティストであり教育者のひとり、ジョセフ・アルバースの大成「Interaction of Color」50周年記念版の完訳。【「TRC MARC」の商品解説】
バウハウス、ブラック・マウンテン・カレッジ、イェールで教鞭をとったジョセフ・アルバースの大成『インタラクション・オブ・カラー(原題)』。ディスプレイ時代の今だからこそ読み継がれるべき名著、遂に復刊!
※本書は、『Interaction of Color: 50th Anniversary Edition』(刊行50周年記念改訂版)の日本語版です。【商品解説】
著者紹介
ジョセフ・アルバース
- 略歴
- 〈ジョセフ・アルバース〉1888年〜1976年。ドイツ生まれ。アーティスト。教育者。イェール大学美術学部名誉教授。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年10月号より
書標(ほんのしるべ)さん
色彩豊かな数多ある色に関する書の中でも、一際目を引く美しい本だ。初版は1963年に書かれ50年以上読み継がれ、色彩の本として、あるいは現代美術において今や古典となっている作品である。今回手にしているのは発行50周年記念版の日本語翻訳である。
著者のジョセフ・アルバースはアーティストであり、教育者であった。バウハウスのメンバーであり、後にアメリカへ渡り、ブラック・マウンテン・カレッジ、イェール大学で教鞭をとった。本書は彼の色彩研究と色彩教育の記録である。前半にテキスト、後半にそれに対応する図版が収録されており、主にカラーペーパーを用いた実験を確認しながら学べるようになっている。(必要に応じて図版を切り取って使うのが良い。)
「理論とは実践から生み出された結論である」と述べているように、色の光、波長の物理学的性質や色彩体系ではなく、一貫して色と色の相互作用と、それを見る眼を養うことに関心が払われている。視知覚において物質の実際の色をそのまま認識されることはほとんど無い。色は美術において最も相対的なものなのだ。色は常に人を騙し、私たちの知覚上で絶えず相互作用を繰り返している。印象派の画家は緑を描くのに黄色と青を混ぜた緑を使わず、黄色と青の小さな点を打ち、知覚上で混ざり合うようにした。
今日、色彩構成の場はコンピュータへ転換されたが、本質的な色の相互作用への認識と繊細な感受性を学ぶために、尚読み継がれるべき書である。