「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
私塾の相応学舎で論疏を講じて多くの学生を感化した、真宗の求道者・安田理深。その講義に参じた聞法者の一人で、のちに学舎を継いだ著者が、師の生涯と思想を当時の熱気と共に語り尽くす。【「TRC MARC」の商品解説】
真宗の求道者、安田理深(やすだ・りじん。1900?1982)。定職に就かず私塾の相応学舎で論疏を講じ、自ら思索を続けて多くの学生を感化。深遠にして難解と評された講義には熱心な聞法者が駆け付けた。その一人でのちに学舎を継いだ著者が、師の生涯と思想を当時の熱気と共に語り尽くす。
======================
本書から――
……先生の浄土の了解というものは、単なる浄土教というよりも、仏教学の思索を通した浄土の普遍的な意味、本願の教えの根元的な意味というものを解明している。安田理深選集の第一巻を発刊するときに、松原祐善先生は、安田先生の学問は、真宗学でもないし、単なる仏教学でもない、仏道を歩む行者としての学問だとおっしゃっていました。
……浄土という問題に絞って親鸞教学を構造的に解明したのは非常に珍しいことです。安田先生はこの話を、お百姓さんも聞いておられる会座で三日間なさったのです。先生の営みは、存在の故郷を明らかにするべく、自分のあらゆる疑難をぶつけながら思索していく。その営みは何処に行っても行われる。聞いている方は皆ほとんど分からない。分からないけれども、安田先生の思索に触れると、今まで聞いていたものがどうも嘘臭い。だから、いよいよ聞かずにはおれないということになって、先生と一緒に存在の故郷を解明する会座が相続されていくのです。
【商品解説】
目次
- 序
- 第一回 値遇・出遇う・生涯
- 一、安田先生との出遇い
- 二、安田先生の求道の初め
- 三、若き安田先生と金子・曽我先生との出遇い
- 四、頑固で優しかった先生
- 五、茂田井教亨・ティリッヒとの対話
- 六、相応学舎・教団に対して
- 七、安田先生の願い
著者紹介
本多 弘之
- 略歴
- 1938年、中国黒龍江省生まれ。1961年、東京大学農学部林産学科卒業。1966年、大谷大学大学院修了。1976年から1983年まで大谷大学助教授。現在、親鸞仏教センター所長。真宗大谷派本龍寺住職。学仏道場相応学舎講師。
【著 書】
『親鸞教学-曽我量深から安田理深へ』『『教行信証』「信巻」の究明』『親鸞の名号論』(以上、法藏館)、『浄土-その解体と再構築』『新講 教行信証』(以上、樹心社)、『〈親鸞〉と〈悪〉-われら極悪深重の衆生』(春秋社)、『知識ゼロからの親鸞入門』(監修・幻冬舎)、『現代と親鸞-現代都市の中で宗教的真理を生きる』(東本願寺出版)ほか多数。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む