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商品説明
森をつくる樹木は、どのようにして生き延び、種の多様性を生み出しているのか。日本の森で見られる12種の植物を生育場所で分類し、種子発芽のシグナルから、人の暮らしとの関わりまで、緻密なイラストとともに紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
森をつくる樹は、さまざまな樹々に囲まれてどのように暮らし、次世代を育てているのか。
芽生えや種子散布に見る多様な樹種の共存、種ごとに異なる生育環境や菌類との協力、人の暮らしとの関わりまで、
日本の森を代表する12種の樹それぞれの生き方を、120点以上の緻密なイラストとともに紹介する。
長年にわたって北海道・東北の森で暮らし、研究を続けてきた著者が語る、身近な樹木の知られざる生活史。【商品解説】
目次
- 序章
- 老樹に会いに行く
- 巨木への遠い道のり
- 樹々の気持ちを慮る
- 生育場所ごとに─本書の構成
- 第1章 川辺に生きる
- ケヤキ ─ 欅
- 大空に向かう
- 目立たない花
著者紹介
清和 研二
- 略歴
- 〈清和研二〉1954年山形県生まれ。北海道大学農学部卒業。東北大学大学院農学研究科教授。著書に「多種共存の森」「樹は語る」など。
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紙の本
聴く努力をすれば 老巨木はよい先生。
2019/12/23 20:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「樹は語る」の続編。森の木がどのあたりに種を送り込み、育っていくのか。親木と実生の調査を続けながら著者は「木がなにか言いたそう」と感じたという。特に老巨木は長い時間を生き抜いた良い先生なのだそうだ。先達の言葉を聞こう。
前著もそうだったが、著者の書いたイラストがよい。正確に葉や実生を描いた観察画は高い枝の先ではこんな風になっているのか、と勉強になる。すらりと伸びた樹を一本描いたものは樹形がよくわかるだけでなく美しい。今回は巻頭に彩色画も掲載されている。冬のブナ場端の青と白の風景などは見ているだけで「しん」としてきて、文章とともに楽しんだ。
もちろん地道な計測や実験で意外なことが分かった面白さもたくさんある。研究結果はそれぞれの生きものの「生き続ける工夫」を教えてくれるものでもあるのだ。ゆっくりと育つもの、急いでまず足固めをするもの。さまざまな条件の下で生き延びられた個体が「老木」として教えてくれることは多い。「聴く努力」をすれば。
町の中にも、神社や道標として残っている老巨木が時々ある。専門家でなくても、そんな木を見ると何かを教えられているような気になることもあるのではないだろうか。どの木も自分よりもずっとずっと長い時間を、動くことができない生命体として生き抜いて来た。何かを言ってくれるのなら聞いてみたいと私も思う。
紙の本
安定の清和教授
2019/11/16 01:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前著『樹は語る』でオニグルミについて書かれているのを読みながら、サワグルミについても知りたいなぁと思っていたら、ちょうどこの本が出ると知りすぐに読みました。清和教授の著作はどれも樹々への愛が溢れていて、確かに樹は生きているのだなぁと思わされます。
紙の本
樹に聴く
2022/07/25 14:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gaco - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページ内に樹木の挿絵が多々あり、絵を見ているだけでも癒されます。植物に関心があり手にしましたが、さらに興味を持ちました。