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商品説明
ガダルカナルの戦いにおける一木支隊の全滅は、一木支隊長の無謀な戦闘指揮によるものという評価は真実か。生還者や一木自身の言葉、軍中央部などの証言をはじめ、公刊戦史、回想録等を読み解き、作戦の実相を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
無謀な作戦の責任を全て一木支隊長に押しつけたのは誰か? 従来の「定説」を覆すノンフィクション
ガダルカナル島奪回作戦(昭和17年)で一木清直大佐率いる約900名は1万人以上の米軍に挑み、あえなく全滅した。
戦後、「一木は、わずかな兵力でも勝てると敵を侮り、敗れた後は軍旗を焼いて自決した」「一木の無謀な戦闘指揮が敗因」という評価が定着していたが、果たしてそうなのか?
一木支隊の生還者、一木自身の言葉、長女の回想、軍中央部や司令部参謀などの証言をはじめ、公刊戦史、回想録、未刊行資料などを読み解き、作戦の実相を明らかにする。【商品解説】
目次
- 序 章 事実と異なる「史実」
- 一木支隊をめぐる定説への疑問
- 第一章 なぜ一木支隊長は征くことになったのか?
- 軍都旭川/一木清直の生い立ち/心優しい配属将校/盧溝橋事件「本当に攻撃してよろしいんですね?」/歩兵第二十八連隊長として旭川へ/動員下令、一木支隊編成/一木支隊出陣/最後に見た父の背中/一木支隊、宇品へ/南洋に向けて出港/日米開戦、予想以上の戦果をあげる/ミッドウェー作戦は「勝って当たり前」という驕り/一木支隊はミッドウェー作戦に参加する唯一の陸軍部隊
- 第二章 なぜ一木支隊長は彷徨したのか?
- サイパン島で待機する一木支隊/ミッドウェーへ/洋上の軍旗祭/ミッドウェー作戦敗北の情報操作の余波/置き去りにされた一木支隊はグアム島へ/一木支隊に突然の帰還命令、一転グアム島待機/「海軍がはじめた戦争なら、海軍に責任をとらせりゃいいんだ」/参謀たちも知らなかったガダルカナル島/米軍、ガダルカナル島に無血上陸/米軍反攻の狼煙/米軍の反攻時期を甘く見た大本営/慎重論を押し切って一木支隊のガダルカナル投入を決定/ガダルカナル島を囮にした「第二のミッドウェー作戦」が一木支隊の運命を決めた
- 第三章 なぜ一木支隊長は厳しい条件を受容したのか?
- 翻弄される第十七軍/司令官も参謀長も知らなかったガダルカナルの情勢/ガダルカナル島放棄論と一木支隊即時派遣論/大本営の作為を疑う百武軍司令官/二見参謀長、一木支隊の派遣を決意/過少に見積もられた敵情を信じるしかなかった一木支隊長/「敵は、最悪の場合、一個師団、約一万はいるかもしれません」/一木支隊、運命の島へ出撃/事態の重さを十分に認識していた昭和天皇
- 第四章 なぜ一木支隊長は攻撃を続けたのか?
- ガダルカナル島に上陸/後続を待たずに行軍開始/将校斥候群を派遣/支隊長の焦燥/将校斥候群全滅/窮地に追い込まれた支隊長の状況判断は「前進」/第二梯団の来着を待たずに「行軍即捜索即戦闘」
著者紹介
関口 高史
- 略歴
- 〈関口高史〉1965年東京生まれ。防衛大学校人文社会学部国際関係学科、同総合安全保障研究科国際安全保障コース卒業。安全保障学修士。防衛大学校防衛学教育学群准教授。
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