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商品説明
各国際機関の開発資金のルールや目標の変遷とその相互関係を整理。既存の国際開発援助レジームの大規模な変容とそれに伴う開発資金を巡る動向を明らかにし、今後の国際開発援助政策に対するインプリケーションを提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
2015年9月に国連総会で持続可能な開発目標（SDGs）が採択されたが、その原資となる開発資金についてはどのような議論がなされているのか？ODAといった公的資金のみならず民間資金を広く動員する必要性が指摘されるが、多くのステークホルダーが関わり複雑である。最近の開発資金についての動向を解明するとともに、それを通して開発援助レジームの変容について検討する。【商品解説】
目次
- 序 章 開発資金の意義と役割：本書の目的と問題意識
- 第１章 国際政治経済情勢と開発アジェンダの変遷
- 第２章 途上国に向けた資金の流れの変遷
- 第３章 現在の国際開発援助レジームの形成とSDGs時代の開発資金
- 第４章 SDGs 時代の開発資金の議論：ODAからTOSSD，FfDへ
- 第５章 日本の開発援助政策の変遷とSDGs時代の開発資金
- 第６章 結びに代えて：国際開発援助レジームとSDGs時代の開発資金の動向
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紙の本
持続可能な開発目標を達成するための開発資金はどうなっているのか？
2018/12/05 09:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標（SDGs）」の達成に向けて、世界各国が現在動き出そうしている中で、その開発資金はどうなっているのかを考察した画期的な書です。これまで途上国などの開発に当てられる資金は海外開発援助（ODA）という枠組みの中で行われてきましたが、SDGsに含まれる社会的課題は広範囲に及んでおり、それらを解決するには、民間セクターからの支援・協力も不可欠であると考えられており、これからは民間資金も開発資金として含まれてくるという複雑な状況になってくると予想されています。こうした開発資金の現状と将来の動向を丁寧に解説してくれる貴重な一冊です。
