あの本の主人公と歩く東京物語散歩１００ （なるにはＢＯＯＫＳ）

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[墨田区に予約中]

江東区図書館の「ぶっくなび(2021年3月)」にて紹介。
物語の舞台となった場所を紹介した本。

思った以上に自分が本を読んでいないこと、地域を知らないことを思い知らされた。そこでやめておけばよかったのに、「ではせめて、知っている本/地域を探して拾い読みしよう」と思ったのが運の尽き。目次は章のみで一覧がない本だったので(まさかこういう事態を計算していたのか？いやいやそんなはずはないだろうし、ちゃんと巻末には書名索引と場所索引なるものがありはしたのだが、、、)、必然的に全部めくることになったら、やはりついつい気になるワードで読み始めてしまって、途中からは意識して冒頭の書名と場所名だけを、それも「知らない本のはず」と思って、なるべくふと立ち止まって読まないように最後まで見てみた。これ、"場所探索"のはずだったのに、私にとっては"書籍紹介"の本だったな。この本すらも冒頭の通り書籍紹介で引き当てて読んでいるのに、他にも一緒に引き当てた本がまだ沢山あるのに、下記の気になった本達、どうしてくれよう。また予約して抱え込んでしまいそう（笑）

■003　わくらば日記/朱川湊人@江戸川区・荒川
この話も知らなかったが、「昭和30年代に実際に起きた殺人事件を下敷きにした物語」「荒川沿いに立つ高校」「実際の事件が起きた高校、私の出身校でもあります」の文言に興味を惹かれて調べてみた。知らなかった。小松川高校で昔そんなことがあったんだ、、、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B7%9D%E4%BA%8B%E4%BB%B6

■006　厩橋/小池昌代@墨田区、台東区・墨田川・厩橋
「三連アーチの厩橋」まだどれが何橋がよく分からない。今度見てみよう。ただ、お話自体はここで読んでもさほど興味をひかなかったので一安心(何が!?)。

■017　謎解きはディナーのあとで/東川篤哉@国立市・JR国立駅周辺
この本は内容はともかく読んだこと、そして設定(ノリ)自体は覚えていたのでOK。場所も実際には知らないモノの、国立自体は知っているし単になじみが多少ある、で終わったので場所に関しても一安心。

■019　ヴェサリウスの柩/麻見和史@文京区・東京大学・本郷キャンパス
うっかり題名に気を取られ、場所に興味を持ち、冒頭に"謎の紙片"という紹介を見たところでアウト。つい紹介を読んでしまった。そして読んでみたくなってしまった、、、"怪奇モノっぽい推理モノ"で終わるような簡単な話ではないんだろうなぁ、きっと。とりあえずそのうち忘れなかったら読んでみよう。

■030　創竜伝/田中芳樹@中野区・哲学堂公園
懐かしい！当時田中芳樹は銀英伝、アルスラーン戦記も含め、読み漁ったものだった。そしてちょうど今年、当時途中のまま読めていなかったアルスラーン戦記を長い年月を経て読み直し、読了したところ。読み直すまで知らなかったけれど、アルスラーン戦記はマンガやアニメ化されていたみたいで、マンガの造りには興味があるものの、何かで見た表紙絵のイメージが違いすぎて、調べたり読んだりはまだしていない。何しろ小説で天野さんの挿絵でない巻も、作画担当者には悪いけれど���メージ壊れて嫌だったしな…次は銀英伝と思ったのにバージョン？が多すぎて情報整理してから、と思っていたけれど創竜伝から読もうかな、という気にさせられた。中野区の哲学堂公園も確か一度は言ったことがあるんだけれどそういう凝った？造りだったか、そして小説内でそんなシーンが出て来たんだっけか？場合によっては再訪してみよう。

■034　嫌われ松子の一生/山田宗樹@足立区・荒川河川敷
"荒川""北千住"という言葉に多少惹かれたものの、題名からも、本紹介を読んでも、さほど興味を持たなかったのに、なぜか「(甥の)笙が荒川の河川敷に行ってみたら、皆に嫌われ鼻つまみ者とされていた叔母の松子が、一人そこで泣いていた理由が理解出来た」とあったくだりからふと興味が。普通に考えれば郷愁か？でもそれならそう書いていそうなものだが？？しかもその理由を理解したからか、叔母の人柄を追い始めた、という。あくまで本自体は好きとは思えなさそうだけれど、やはりその"理由"が少し気になる、、、機会があったら、ホントに機会があったら。

■036　闇の伴奏者/長崎尚志@板橋区・中宿商店街
懐かしい商店街の名前が見えて読んでみた。するとどうも殺人事件にかかわる話？？そして作中には単に商店街が舞台として出来るだけでなく、登場人物が"良い商店街"だというこだわりの条件も話に出てくるらしい。どうも自分が知っていたころよりも後の作品みたいだけれど、記憶の中の商店街と重ねてい途中に大きな転換があるという事件話も読んでみようかな。

■038　薔薇とビスケット/桐衣朝子@中央区・中央区明石小学校
特に見知ったという本でも場所でもなかったのにふと目を止めてしまった。うーん、何故か立ち止まってから、題名に聞き覚えがあるような気もしてきたけれど、ドラマ化とかされていたのか、ホントに単なる気のせいなのか。どんな話になるのかはまだ分からないものの、約70年前の1938年にタイムスリップしてしまった介護福祉士の話らしい。「現代」で老人だった人にぜひ会いたい、言いたいことがある、というのは、老人ホームで日々会う誰かの心の楔を溶かすことになるような言葉なのか、それともそうありきたりの話ではないのか？少し興味あり。

■040　あの子の考えることは変/本谷有希子@杉並区・井の頭線高井戸駅周辺
「高井戸」という文字に反応してしまった。煙突。確かに記憶にある、そして環八と東急ストア。けれどもあの煙突が清掃工場のものだとかいう事実自体は気にしたこともなかったし知ってもいなかったかもしれない、そんなことに自分の"若さ"を重ねてしまい、読んでみた。設定を読むと多少は興味が持てるものの、読みたいほどではないかな、と思ったのだが、締めの「思わず爆笑した小説でした」に興味。筆者が面白かったのなら面白いのかも、な？そしてラストの舞台が"煙突"とは？大変に印象的な場面となっているそうだ。気が向いたら読んでみよう。

■041　それは甘くないかなあ、森くん。/小野寺史宣@江戸川区・江戸川河川敷篠崎駅付近
見知った地名に読んでみると、、、なかなかに面白そうな？ドタバタ話の雰囲気。ちょうどつい先日読んだ「フリーター、家を買う」でも登場人物が、強烈な出来事と面してそれま��の自分の人生観の甘さをいやというほど思い知っていたけれど、これもそうなっていくのかしら？かつてなかったほど、重みのある1週間とは、どんな内容だったのか。筆者がぼかす"大きな出会い"で主人公がどう変わるのか、変わらないのか。思い起こされた他書によるプラスイメージが影響しているかもしれないけれど、読んでみたい。

■044　明日の色/新野剛志@墨田区・立花
東区立花、東あずま駅から丸八通りを渡った先、「立花いきいき商店街(旧称：立花地蔵小路商店街)」という架空の商店街の話らしい。筆者はこれといった場所を見つけられなかったそうだが、"北向地蔵尊"なるもの(四国88箇所にならって作られた「新四国南葛88箇所霊場」の85番札所だったらしい。塩地蔵＜これが≒中川からの水死者を示すのか!?＞も安置されているらしい。)が立花6丁目にあるということであれば、恐らく河内屋～おっかさんのある通りを示していると思うのだが、、、、本を読んで照らし合わせてみよう、筆者の出身地も見てみよう。

■062　634/片岡弘@墨田区・東京スカイツリーと江戸東京博物館
またしても墨田区が舞台の本。江戸東京博物館とスカイツリーの両者に絡んで二人の女性学芸員(キュレーター)が対決する話らしい。女性二人、の設定が自分にとって吉と出るか凶と出るかがやや心配だけれど、多少は知っている観光地なので、それに対する評価や思いを他者の観点から見てみたいな。

■065　お待ちしてます　下町和菓子　栗丸堂/似鳥航一@台東区・浅草・オレンジ通り
「浅草」の文字が目に入って読んでしまった。昔と味が異なる、という設定はマンガでもよくある話。昔読んだ何かの話では、昭和の頃は化学調味料を沢山使っていたから今と違っていたというものもあったなぁ。これは豆大福。豆の種類が違うのかしら？それとも炊き込む水？？店は架空だけどオレンジ通りは実在の通り。行けば分かるんだろうけど、名称として場所を認知していないし、どっちもしっかり分かっておこう！

■074　蘆声/幸田露伴@江戸川区・旧中川
旧中川、という名前に惹かれて読んでしまった。調べた限りでは2021年現在、「平井西袋」というバス停はないけれど、2018年の頃にはあったのかなぁ？
その川で鮒釣りをしたらしいけれど、今も鮒はいるのかな？

■088　レベル7/宮部みゆき@江戸川区・船堀駅周辺
流石にこの題名と著者は知っている。が、特段のきっかけがなく、宮部みゆき自体は恐らく一冊も読んだことがなかったはず。この本を機会に、読んでみようかな。目が覚めたら腕に文字が書き込まれているって、「」みたいだな。あっちの方が壮絶だったけど。

■091　ちょんまげぷりん/荒木源@@豊島区JR大塚駅周辺
題名も著者名も知らないが、この題名には負けた！しかもマンガのような表紙絵。以前読んだマンガにも侍ではないけれど昔の男性がタイムスリップしてくる話があって思い出された。これも読んでみるか、な。「上池袋交差点のファミリーマート」に保育園、か。地図でも探してみようかな。