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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/05/12
- 出版社: 法藏館
- サイズ:15cm/366p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8318-2622-0
紙の本
〈方法〉としての思想史 (法蔵館文庫)
「民衆思想史」研究によって歴史学界に大きな足跡を残した安丸良夫が対峙し、目指したものとは。自身の研究や経験を回顧・省察した方法論的論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を...
〈方法〉としての思想史 (法蔵館文庫)
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商品説明
「民衆思想史」研究によって歴史学界に大きな足跡を残した安丸良夫が対峙し、目指したものとは。自身の研究や経験を回顧・省察した方法論的論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
いまこそ、歴史学にもっと論争を!
「民衆思想史」研究によって学界に大きな足跡を残した安丸良夫は、それまでの歴史学界や当時の日本社会といかに対峙し、そこからいかなる思想史を構想しようとしていたのか。
自身の研究や経験を回顧・省察した方法論的論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を示す。
歴史学の有用性が問われつつある現代に、あらためて読まれるべき名著が待望の文庫化。解説=谷川 穣
※本書は1996年5月に校倉書房より刊行された書籍の文庫版です。
【目 次】
はしがき
第Ⅰ部 方法への模索
一 日本マルクス主義と歴史学
二 方法規定としての思想史
三 『明治精神史』の構想力
四 「民衆思想史」の立場
五 思想史研究の立場―方法論的検討をかねて―
六 前近代の民衆像
七 民衆史の課題について―井上幸治『近代史像の模索』・林英夫『絶望的近代の民衆像』を読む―
八 史料に問われて
九 文化の戦場としての民俗
第Ⅱ部 状況への発言
十 日本史研究にもっと論争を!
十一 歴史研究と現代日本との対話―「働きすぎ」社会を手がかりに―
十二 日本の近代化についての帝国主義的歴史観
十三 反動イデオロギーの現段階―歴史観を中心に―
十四 近世思想史研究と教科書裁判―原告側補佐人として出廷して―
解説 『〈方法〉としての思想史』を読む、それぞれの意味
(谷川 穣)【商品解説】
安丸史学が対峙し、目指したものとは。自身の研究を回顧・省察した論考を中心に収め、その思想的格闘の軌跡を示す歴史学徒必読の書。【本の内容】
目次
- はしがき
- 第Ⅰ部 方法への模索
- 一 日本マルクス主義と歴史学
- 二 方法規定としての思想史
- 1 はじめに
- 2 『明治精神史』の方法
- 3 旧い理論と新しい発見の狹間で
- 4 歴史叙述と歴史の方法
収録作品一覧
日本マルクス主義と歴史学 | 42−50 | |
---|---|---|
方法規定としての思想史 | 51−84 | |
『明治精神史』の構想力 | 85−90 |
著者紹介
安丸 良夫
- 略歴
- 1934年富山県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。名城大学法商学部助教授を経て、一橋大学教授、早稲田大学大学院客員教授を歴任。2016年歿。著書に『日本の近代化と民衆思想』(青木書店、のち平凡社ライブラリー)、『神々の明治維新』(岩波書店)など多数。
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