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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2018/05/15
- 出版社: 法藏館
- サイズ:22cm/435,11p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8318-7714-7
- 国内送料無料
紙の本
本願寺教団展開の基礎的研究 戦国期から近世へ
著者 青木 馨 (著)
蓮如期に真宗門徒が急拡大し、名実ともに本願寺教団が形成される際、その基底をなした在地道場が近世的寺院へと成長し、教団的身分を獲得してゆく様相を、装束・法宝物・由緒・伝承な...
本願寺教団展開の基礎的研究 戦国期から近世へ
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商品説明
蓮如期に真宗門徒が急拡大し、名実ともに本願寺教団が形成される際、その基底をなした在地道場が近世的寺院へと成長し、教団的身分を獲得してゆく様相を、装束・法宝物・由緒・伝承などから考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
由緒・伝承・旧跡はどのように創られたのか?
「史実から伝承」という観点をキーワードとして、多くの事例を三河地域から抽出しつつ、親鸞伝承・蓮如伝承あるいは教如伝承などを生み出す素地を探る。道場の形成から近世寺院の成立における身分の獲得という様相を、絵画史料の分析を含めて考察する。
【本書の構成】
●第Ⅰ編 三河における地域道場から教団への展開
三河地域において本願寺傘下に入った地域「本願寺教団」の様相を考察する。特に上宮寺門徒団の形成、本宗寺の創立、そして上宮寺も含めた地域大坊主の門末形成のあり方に注目する。
●第Ⅱ編 本願寺門主制と近世の末寺身分
道場の寺院化にともなう身分昇進の動向について考察する。本願寺自身も含め、身分を象徴すると考えられる装束衣体や、それを着用する真影・似影に焦点を当て、考察の対象とする。
●第Ⅲ編 本願寺下付物と墨書名号
墨書名号のみならず、蓮如以降一般化する道場や寺院礼拝物全般の本願寺下付物について考察する。たとえば蓮如下付の親鸞像の礼盤の狭間にすでに身分差の萌芽が見られる。また墨書名号の筆者を、主に蓮如・実如のものを中心に検討する。
●総論
道場の形成から近世寺院の成立過程における身分の獲得という様相を、絵画史料の分析も含めて考察する。その要件の一つが由緒書であり、それに付随する名号などの伝承に色づけられた宝物の存在である。それは、寺や住職の格付・身分と不可分の関係にある。歴史的事実ではない由緒・伝承が醸成していくあり方を、歴史的事実のなかで捉え直し、由緒に仮託された宝物や旧跡がどのように成立してきたかを論ずる。【商品解説】
目次
- 序論
- 第Ⅰ編 三河における地域道場から教団への展開
- 第一章 三河の初期真宗概観
- 第二章 文明十六年『如光弟子帳』
- 第一節 如光門徒道場の形成
- 第二節 『如光弟子帳』の性格
- 第三節 「天正十九年末寺帳」
- 第三章 本宗寺の成立と展開
- 第一節 本宗寺の創建
- 第二節 吉野門徒の動向
著者紹介
青木 馨
- 略歴
- 1954年愛知県生まれ。同朋大学仏教文化研究所客員所員、真宗大谷派蓮成寺住職。2018年博士(文学)。『大系真宗史料 伝記編6 蓮如絵伝と縁起』(編著)、『蓮如名号の研究』(共著)、『誰も書かなかった親鸞』(共著)、『教如と東西本願寺』(共著)ほか。
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