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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/04/23
- 出版社: 北海道大学出版会
- サイズ:21cm/336p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8329-3385-9
紙の本
ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代 増補改訳
著者 アレクサンドル・カンチュガ (著),津曲 敏郎 (訳)
ロシア沿海州を横切って流れるビキン川のほとりにあるクラスヌィ・ヤール村。そこに住むツングース系少数民族・ウデヘ族の著者が少年時代を綴る。ハバロフスクでの学校生活を加筆。見...
ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代 増補改訳
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商品説明
ロシア沿海州を横切って流れるビキン川のほとりにあるクラスヌィ・ヤール村。そこに住むツングース系少数民族・ウデヘ族の著者が少年時代を綴る。ハバロフスクでの学校生活を加筆。見返しに地図あり。【「TRC MARC」の商品解説】
2001年に刊行された『ビキン川のほとりで』(現在品切れ中)の増補改訳版。本書のもとになっているのは,ロシア沿海州の少数民族ウデヘの元教師が,訳者・津曲の勧めで書きためたウデヘ語・ロシア語対訳の自伝原稿である。本来,言語学のテキスト資料として意図したものであるが,極東少数民族の近代の暮しぶりが活きいきと描写されており,読み物としておもしろく,また民族自身による近現代史の証言として,学術的にも他に例を見ないユニークな資料的価値を有している。感受性豊かな少年の目から見た伝統的狩猟採集民としての生活や,ソビエト時代の学校の様子,人々の暮し,そして戦争の影などが,臨場感を込めて語られており,少数民族のライフヒストリーの記録としてきわめて貴重である。ウデヘ人は,黒沢映画で有名な『デルス・ウザーラ』(V. アルセーニエフ著)にも登場する極東少数民族であり,本書のなかにも著者の父がアルセーニエフの探検に同行したというエピソードが含まれている。今回の増補版では,旧版の章立てを再構成して訳文を改訂するとともに,旧版以後の少年から青年へと成長していく過程を第2部として増補する。【商品解説】
目次
- はじめに――ビキン川のほとりの出会い
- 第一部 生い立ちの記
- 1. 幼い日の思い出
- 一人歩きの記憶/中国人の残した菜園/小川に落ちる/メタヘザからシャインへ/兄と初めてサケを獲る/サケのたいまつ漁/サケの処理/サケの産卵/冬の産卵
- 2. 父が語った話
- 匪賊から逃れて/ジャンシ・キモンコとの出会い/ハバロフスクへ/アニュイへ/アルセーニエフとの出会い/チョウセンニンジンを見つける/内務人民委員部で働く
- 3. シャインへ引っ越す
- メタヘザでの暮らし/シャインへの道中/シャインの住人/村のようす/シャインでの暮らし/狩に行く/いたずら盛り
- 4. 父のいない暮らし
- ジーナが生まれて/父の便りと村の人々/皮なめしと靴作り/春から夏へ/泳ぎを覚える/同じ年ごろの子どもたち/初めての学校/オレグとその家族/母にタバコを見つかる/シャーマンの儀式/祖先はロシア人?/馬にあやうく蹴られる/ポーリャの死/飢えとの戦い/銃の事故/兄の出征/馬橇遊び/つらい肉運び/母の手伝い/お話とシャーマン/初めてのカモ撃ち
著者紹介
アレクサンドル・カンチュガ
- 略歴
- A.カンチュガ
(Александр Александрович Канчуга)
ウデヘ人。1934年11月2日ロシア沿海州ポジャルスキー地区カヤル村生まれ。父アレクサンドル・ペトローヴィチ・カンチュガ(1910-1974),母ニーナ・ガリモヴナ・カンチュガ(1911-1974)。1937年メタヘザ村へ,40年にはシャイン村に転居。43年から53年まで学校に通ったあと,ハバロフスクの師範大学で学ぶ。ロシア語と文学の教師として56年から教職につく。58年,ロシア人女性ファイナ・ニコラエヴナと結婚。59年からクラスヌィ・ヤール村に転居。65年から69年まで通信教育でウスリー国立教育大学文学部を卒業,高等教育学士。69年から81年まで教務部長,81年から90年まで校長を務める。93年,教職を退き,同年から94年までクラスヌィ・ヤール村建設部長として勤務。定年退職後,年金生活に入る。一男一女は独立。妻を2004年に見送ってからは同村で一人暮し。
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