せきたんやのくまさん （世界傑作絵本シリーズ イギリスの絵本）

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ぬいぐるみそのものなくまさんが、働き、食事をし、眠る、ただそれだけの静かな日々を描いた小さな絵本。
ただ、人は人で、くまさんは一人（頭）だけくまで、というその淡々とした世界には、異質な者が美しい世界に留まる諦念と決意があり、そこから紡がれる幸福を幸福と知っている聡明が基調にあります。
大袈裟？　いやいや、すべてはここから始まるのです。
いしいももこさん訳のせきたんやさんと、クリスマスのゆうびんやさんという魅惑の職業、パン屋さん、牧場（これのみ童話館）の全四作。

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はたらくくまさんシリーズ（と私が勝手によんでいる本たち)のせきたんやさん篇。くまさんが石炭を配達して回ります。内容も言葉もくり返しが多く、シリーズ中もっともシンプルなお話。小さいころから楽しめます。

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このくまさんシリーズはどれも素晴らしい絵本です。朝起きて、欲張らずにきちんと働いて、気持ちよく疲れて、静かに眠る。幼い子どもから見ても、大人の労働の意味や美しさをまっすぐ素直に感じ取られることができるでしょう。おはなしも短い言葉でわかりやすく可愛らしく、そして何だか知らないけれどワクワクできて楽しいです。他に「パンやのくまさん」「ゆうびんやのくまさん」「うえきやのくまさん」「ぼくじょうのくまさん」があります。

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せきたんやって、今は聞かないんだけど、少し考えると、納得。今は灯油を車で販売してくれるから、それみたいな感じでしょう。でも、石炭は重いからね。熊さんも大変だよ。印象的なのは、くまさんの仕事着のベストの背中に、石炭の袋の滑り止めなのか、とがったギザギザがついているところ。そういう工夫がしてあったのですね。

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せきたんやのくまさんの一日をそのまま説明したお話。せきたん屋を知らない子には良いかも。普通、読む必要性は無い。

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２歳の息子の最近のお気に入り。せきたんやのくまさんが馬にのって「ぱかぱか　ぱかぱか」と走ります。「２ふくろおねがいします」とお客さんにいわれたら「どかん！」と袋をなげいれるくまさん。「どかん！」というところが面白くって、にこ〜って笑うのがとってもかわいくって、膝にすわっている息子の顔をのぞきこんでしまいます。４歳の娘は「ぱんやのくまさん」「ゆうびんやのくまさん」それから、大好きなお友達にプレゼントしてもらった「うえきやのくまさん」がお気に入りです。

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まじめで勤勉なくまさんの一日が描かれています。
朝起きて、ご飯を食べて、働いて、小さな楽しみを見つけ、ご飯を食べて寝る。淡々と、くまさんの生活を描いているだけなのに、とっても満ち足りた気持ちになります。

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石炭売りのくまさんの淡々とした一日のおはなし。
ごくごく当たり前の日常にある、くまさんのささやかな幸せ感がホッとさせます。
穏やかな日々は良いものです。

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息子が4-5歳の頃に読んだ本です。将来の夢が、仮面ライダー等のヒーローものから、実現可能なものに変化していく年頃でした。起床してから就寝までの1日を淡々と綴ってあるだけなんですが、読み終わると爽快感があります。