紙の本
チェスのルールが・・・
2016/06/24 18:49
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃雰囲気が好きで読んでいましたが、大人になって読み返してみると、「チェスのルールがわかればもっと楽しめるのだろうな・・・」とちょっぴり悲しい気持ちになりました。
チェスの勉強から始めます。
紙の本
わたしの国のアリス
2002/08/18 23:45
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投稿者:ドジスン先生の愛人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ふしぎの国のアリス』は中学生以上の大人が読んで“おもしろい”と思うのと、子どもが読み・感じる“おもしろい”が、どっちが“おもしろい”かは想像できない。また、その結果は“おもしろくない”かもしれない…。
このように『ふしぎの国のアリス』には不思議な作用があって、頭の中の無限の世界の間だけは、アリスのように体験でき、その他の登場(人)物のように「無意味なこと」を言ってみたくなる。
「アリス」を読んでいると、アリス自体も—あの世界—の住人であって、彼女のお姉さん(アリスの眠りを起こす?)だけがまともな人間であるような気がする。そのお姉さんは「現実の世界で生きるアリス」その人にも感じる。
チェシャ・ネコはどこから来てどこへ行ったのか?など膨大な問題・議論・悩み…に興味がいつまでも尽きない作品だ。しかし、それがルイス・キャロルの愛した幼い少女達へ向けられ、即興の話だというのは奇妙な関係だ。
結婚もせず、終生数学の教授をつとめた彼なので、「アリス」に出てくるはちゃめちゃのようなユーモアには、数学者だからこその正確な計算が組み込まれて動いている(意識的かは、それもまた興味の対象)。
話のおわり、最後の裁判での「有力な証言」がまったくもって「意味ナシの詩」というのが、最後の最後で最強な「無意味」さで展開され盛りあがっている…。これはとても太刀打ちが出来ない最高の皮肉さと、ユーモアだと思う。
子どもを楽しませるためのお話だが、おのずと当時のヴィクトリア朝の社会諷刺となり、現代に通じる投げかけが見て取れ、どこまでもアリスが落っこちる穴のような作品。だからいつまでも新鮮で愛される(悩まされる)作品だ!
原書で読むのも、翻訳物で読むのも、捉え方は人それぞれだ。文章の背景を知ってる人も知らない人も。アリスが最後で言う「あなたがた、たかが一組みのトランプのくせに!」というのは大人か子どもか判らない言葉だ。まったくはっきりと捉えられない事ばかり。
ふつうの昼下がりに木陰で休んでいて、なにかふしぎな物を見たら「アリス」に出会っているような気がする。いつでも好きなときに「アリス」は出て来て、意図から離れた、純粋な空想な世界で遊ばされてくれる。
だからいつまでも、不思議な「わたしの国のアリス」でいてくれるこの作品が大好きだ。
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ドジスンさんにとってそうなように、私にとってもアリスは永遠の少女です。
アリスは色々なかたが訳していますが、不思議の国で私の好きなのはこれ。一番最初に読んだせいもありますが…。
訳者さんが大正一桁生まれのかたなのでいいかんじにクラシックなのですが、鏡の国は、チェス→将棋になっていたり、他の訳ではバンダースナッチとなっている生物がクチナバとなっていたりするので人と話す時に混乱するかも…。
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ファンタジー黎明期の作品であるため、結末にやや未熟なところはある。が、それがなんだ。ウチの本棚に燦然と輝く、20数年来の愛読書である。アリスに次々とふりかかる奇妙な出来事と、そこで出会う、一筋縄でいかない登場人物(?)たち。強烈に惹きつけられ、笑わされ、心を動かされる。筋の通らない出来事、先の見えない冒険に、アリスはしごく現実的に対応していく。もしかしたらこれはファンタジーではなくて不条理文学なのかもしれない、と今ちょっと思った。唯一残念なのは、ふんだんな言葉遊びや詩が原文で楽しめないことだ。原書は持っているのだが、…持っているのだが。
ナンセンスを楽しめる人のための本なので、小学校なら高学年以上向け。だが年齢が上がったってダメな人にはダメだろうと思う。ミルンの『プーさん』と一緒。
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この装丁がすきだったなーーー
アリスの妄想の世界はちょっとこじゃれて、シニカルに思えたあの頃〜
シリーズを図書館で借りまくったものだ。
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あーこれ子供の時に読んどけばよかった!という自分への後悔と原語で読めない自分の無能さのおかげで★1個減ってます。
でも、これと次の『鏡の国のアリス』と、両方読んだことないんですけどあー知ってる!というシーンがてんこ盛りでした。
映画も見たことないはずなんですけどねえ。名作の不思議?
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幼稚園の年長さんのとき、世界で1番小さな映画館と言われた松本市にある「松本中劇シネサロン(2006年惜しまれつつ閉館(T_T))」ではじめて映画を観た、その映画がこの「不思議の国のアリス」だった。
このアリス、1951年に公開されたディズニーアニメだから、たぶん、子供向けにやっていた、リバイバル上映だったのかもしれない … 。
狭くて、暗くて、むわっとした空気の中、壁に灰色の四角が見えた。
「なにがはじまるの?」どきどきした。
そしてはじまったのは … 不可思議で得体の知れない世界だった。
けれども、その、不可思議な世界に、一瞬でハマった … 。
金の時計を振り振りするおしゃべりなウサギ。
お茶会だと言ってお皿をばりばり食べるウサギ … おんどを取るのは、イカレ帽子屋 … 「イカレ帽子屋だってっっっ(笑)」 ちっちゃい自分はこんなところでオオウケしていた … 。
大人になってから、本は手にしたのだけれど、原作は、もっと、複雑怪奇難解だった … 。
なにがいいのかというと、その得たいの知れない原作に、すてきに、細やかに、挿絵をするジョン・テニエルの才能です。
ぜひ、お手にとってごらんくださいヽ(´▽`)ノ
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小さい頃に読んだ本を改めて読むと不思議な気持ちになる。昔はただお話を追うだけだったけれど、今は言葉遊びの意味を考えながら読んだり。この前に、図説で不思議の国のアリスを読んでいたので、言葉遊びがよく分かって面白かった。英語が分かれば英語で読むほうが面白いんだろうなと思った。
2010/12/9
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昔から知っているけど、そういやちゃんと全部読んだことないなぁ、っと思って。
アリスが帽子屋たちとお茶会するところ以外、ほとんど知らんかった………。
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大好きシリーズ。
でも鏡の国のほうが馴染んでたから、不思議の国は映像のイメージが強い。
ディズニーのチェシャ猫となんでもない日の歌とか、BBCのドラマとか。
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文教大学広告企画制作サークルの発行誌 『FOGPARTY』Vol.6 において、「本~めくり、ひろがる、せかい」の特集に応じ、学生の皆さんから選ばれ紙面にて取り上げられた図書です。
企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中は貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/11/26-12/25まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1146777
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まったくナンセンスな物語であることを実感。
原文で読んだ方が言葉遊びをより楽しめるのではと思った。
次から次へと起こるわけのわからないことばかりのこの物語は、好奇心旺盛で感受性が豊かな子供が読むのにぴったりなはず。
私ももっと小さいときに読んでおきたかったなぁ。
鏡の国のアリスも読んでみたい。
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小学生の頃図書室にあった、ふしぎの国のアリスと言えばこの本福音館のでした。
小学生の頃読んでも、今読んでも面白いって、すごい本だと思う。
いつの時代にも愛され続ける素晴らしい本です。
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風刺絵作家のジョン・テニエル氏の挿絵が素晴らしい。あと、原作をしっかり読んだことがなかったので、あらためて読んでみたら、めちゃくちゃ中に社会風刺を含んだ面白い本でした。
ルイス・キャロルという名前はよく知っていたけれど、これは童話作家としてペンネームで、彼の本名はチャールズ・ラトウィジ・ドジスン。
しかも牧師であり数学者。
作家としてだした本の収益は全て社会事業に寄付したというのも、あとがきで読めばなんだか納得。人柄は文面にしっかりでてました。
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訳がいいからなのか、物語がそのまんま入ってきた。難しいことはよくわからないけど純粋に奇想天外で優しく面白かった。