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  • カテゴリ:幼児
  • 発売日:1992/10/22
  • 出版社: 福音館書店
  • サイズ:29cm/32p
  • 利用対象:幼児
  • ISBN:4-8340-1163-1
絵本

紙の本

タンゲくん (日本傑作絵本シリーズ)

著者 片山 健 (作)

【講談社出版文化賞絵本賞(第24回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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タンゲくん (日本傑作絵本シリーズ)

税込 1,320 12pt

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紙の本
セット商品

福音館の特選ロングセラー絵本 日本 20巻セット

  • 税込価格:23,430213pt
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片山 健

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片山健

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みんなのレビュー36件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

私にだけ懐いてくれるかわいくない猫が好き

2009/09/13 23:40

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、猫本を追いかける日々である。

自分のハンドルネームと書評名が猫系だからというのもある
(当然性格も猫系である。)し、
自分は残念ながら猫を飼える環境にないけれど、
野良猫や地域猫について考える機会をもらったというのもある。

児童書や絵本の書架を歩いていると猫がいない書架はないというくらい、
猫が登場するお話はいっぱいあるものだなぁと思う。

本書には、『<まだまだ子どもの絵本レビューその7>こんなおうちに飼われたい飼い猫絵本』からたどりついた。

完全家猫よりもワイルドな方が好き!
ということで、最初に本書を探してみることにした。

中村びわさんの書評もソネアキラさんの書評も
おもしろかった。

中村びわさんの「確固としたものが揺らぐ瞬間が美しいのだ、
かわいらしいのだ」というかわいらしさ論や
ソネアキラさんの「かわいくないとこが、かわいいんだ論」は、
さて、「かわいい」とは? 「かわいくない」とは?
と考えるきっかけをくれた。

ソネアキラさんは、「かわいくない猫の絵本というと、
「ああ、佐野洋子の『100万回生きたねこ』ね」
と、思うそこのあなた、そういうステロタイプな思考経路は、良くない」
と書かれているが、まさに、この表紙のタンゲくん、
あの猫に似てるなぁって思ったんだよなぁ。

さて、タンゲくんは、どんな猫かというと・・・。

ある晩御飯時のこと、一匹の見たこともない猫がのっそりとはいってきて、
「わたし」のひざのうえに、すわった。

猫は、片方の目がけがでつぶれていたが、とてもりっぱな猫だった。

確かに堂々たる風格。

怪我している目以外は、バランスがよく、まん丸で大きい。

最初からここが自分の場所だというくらいに堂々と
「わたし」のひざのうえにいるのである。

目を覚ますと、ふとんの上で気持ちよさそうに
のどをゴロゴロいわせている。

こうまで懐かれてしまったら、
風貌がどうであろうと愛さずにはいられないかも。

おとうさんによって、タンゲくんと名付けられたねこは、薬も眼帯も拒否。

「タンゲくんは わたしのねこだよね」と
「わたし」が言うと外へ出て行ってしまう。

「わたし」は、「もしかすると ほんとうは だれか 
わたしのしらない よその おんなのこに かわれて いるのかな」とか
「それとも どこか とおいやまのなかで、
おくさんや こどもたちと くらしているのかな。」と
タンゲくんの二重生活を想像するのだ。

外で何をしていようが、最後は、「わたし」のところに帰ってきて、
「わたし」を特別扱いする。

「わたし」のつくったごはんをおいしそうに食べ、
他の誰でもなく、「わたしのうえにとびのってまるく」なる。

こうやって他の人じゃなくて私を選んでくれるなら、
やっぱり愛さずにはいられない。

なにやら恋愛模様のよう。

さて、「かわいい」「かわいくない」に戻ってみよう。

私がなぜこの言葉にこだわるのかといえば、
『かわいいこねこをもらってください』を読んでいたころにさかのぼる。

この本の存在を教えてくださった方に、
このようなテーマを投げかけられたのだ。

「かわいいこねこ」は、「かわいい」から救われた、
「かわいい」ために子供の心を動かすことができたのではないか。

これが、一般の個人が猫を救える限界なのだけれど、
本当は、病気の猫や老齢の猫こそを救わなくてはならないのではないか。

本当は、公共の動物相談所のようなものが市民に大きく開かれていて
そこで野良犬・野良猫対策が、
「かわいい・かわいくない」にかかわらず、
動物の命を救うことを第一義とした上で講じられることが
望ましいのではないか。

この投げかけは、その後地域猫本に目を向けさせた。

その後も「かわいい」と「かわいくない」は、
私の中でずっとキーワードとして残り続けた。

そして、タンゲくんを読んで、もしかして、「かわいいこねこ」は
「かわいい」から救われたのとは違うのかもしれない
と思うようになった。

「かわいいこねこ」は「ちい、ちい」と鳴く。

主人公は「ちいちゃん」だ。

自分の名前が呼ばれたような気がして、こねこを救い出している。

そのときは、おせじにも見た目がかわいいとはいえない状態だ。

ちいさくてぼろぼろで、目はありにたかられていた。

風貌がかわいいから救われたのではなくて、
唯一自分を頼っているように思えたから、
自分を選んでくれたように思えたからこそ、
ちいちゃんは頑張れたのだと思う。

タンゲくんは、風貌はかわいくないけれど、
他の誰でもなく、「わたし」を選んでくれている。

だから、外で何していようか、「わたし」はタンゲくんが好きなんだ。

「かわいい」と「かわいくない」は、
確かに第一印象では見た目で決められるだろう。

だが、実際に縁ができる関係は、
見た目の「かわいい」、「かわいくない」を超えるのだと思う。

「目が合った」とか「懐いてくれた」とか、
何か、唯一自分だけと結ばれたと信じられるような
何かがあればつながるのだと思う。

見た目が「かわいくない」と全く選ばれないわけではないし、
老齢や病気などの一見不利な条件をもっていても、
それでも縁ができるような機会を創り出す方法は存在するのだと思う。

かわいくもなく、懐きもせず、
でも、人の助けが必要という動物達も救われるような、
公的なセーフティーネットは必要だけれども。

ふと思ったのは、
人間が犬や猫を選ぶのではないかもしれないということだ。

選んでいるのは、実は、犬や猫のほうかもしれない。

「かわいいこねこ」も「タンゲくん」も、
自分のお気に入りをしっかり選んでいる。

それがまたなおさら人間をひきつけるのかもしれないな。

私は、いもうとようこの描く猫も、片山健の描く猫も、
佐野洋子の描く猫も、みんなそれぞれに好きなのだ。

だが、私のいちばんのツボは、
自己完結していそうな一匹でも生きていけそうな猫が
自分にだけ懐いてくれたとき、のような気がする。

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紙の本

片方の目がケガでつぶれているネコ、タンゲくん。その圧倒的な存在感には子どもが大喜び。読み聞かせたあとで、これは官能的な愛のお話なんだと深読みするが、また一興。「よい絵本」選定。

2002/04/28 21:26

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 好きか嫌いか——絵本画家の絵で、片山健ほど評価の分かれるものもないのではないかという気がする。それに並ぶとしたら、
マイナー画家として位置づけられる片山健とは対照的であるが、超売れっ子の、いもとようこ。
 正直、私はその、いもとようこの絵が少し苦手である。かわいらしすぎるから…というか、かわいらしいと通俗的に捉えられているもののイメージに、あまりにコミットしすぎているから。

 いささか理屈っぽくなって白けるのが怖いが、かわいらしさというのは「揺らぎ」であると私は理解する。この考え方は、自分が強く影響を受けた人との対話のなかで出てきたものだったか、相手がそう述べたのだったか今となっては記憶定かではないのだが、「確固としたものが揺らぐ瞬間が美しいのだ、かわいらしいのだ」という点に、私たちは合意をみた。
 子どもというものは、まだバラバラでちぐはぐで断片的な存在であり、ひとつの全体として結ばれていない。揺らぎ続けている。だから、一様にかわいらしい。自分の子に限らず、子どもたちがやることなすこと眺めているのが好きである。

 ある書店の児童書担当者から、「こういう汚い絵は、お母さんたちがあまり好まないんですよね」とはっきり言われたことがある。その人は、片山健の絵本を手にしていた。
 ああ、それはわかる…と感じたあとで、汚いと多くの人たちに言われてしまう絵に宿るかわいらしさについて、反論を試みることを避けた。決して諦念ではない。
 わかる人にはわかる。物の感じ方は人それぞれ。自分の感じ方を明示したところで、それを相手の感覚に押し付けることはできないのだ…と、むしろ個体差を尊重する立場に立った。

 タンゲくんは、その名「丹下左膳(時代劇の主人公)」の通り片目のつぶれたネコで、女主人公のもとに、ある日のっそりとやってくる。当たり前のように、それが指定席であるかのように彼女の膝の上に座る。
 そんな目に遭ったとき、「気持ち悪いネコ!」と突き放してしまえば、この絵本のお話は成り立たない。気味の悪い虫をつかまえたり、掃除機をこわがり、満月の夜狂って走り回るタンゲくんをしかと受け止め、好きだという女の子あってこそ、タンゲくんの存在感が圧倒的なものとして伝わってくるのだ。

 しかし、タンゲくんは一筋縄ではくくれない大物である。女の子にべったりではないのだ。外へふらり出かけるタンゲくんの行動は、女の子には永遠の秘密である。
 彼女は、自分の知らないよその女の子に飼われていたり、遠い山で奥さんや子どもたちに囲まれている、つまり二重生活を営むタンゲくんなど想像してみる。

 片山健の絵の魅力については、『きつねにょうぼう』『きつねのテスト』などにも書いてみた。もしよかったら、そちらもご一読いただけると嬉しい。
 私にとっての美しい絵ということであれば、確かに片山健以前に挙げたい画家は大勢いる。しかし、この鮮烈なインパクトのなかにひそむ揺らぎこそが、大層興味引かれるところなのである。

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紙の本

かわいくないとこが、かわいいんだ。

2003/04/10 23:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タンゲくんは、猫だ。どうしてタンゲくんかというと、傷を負って片方の目が、見えないからだ。丹下左膳のサゼンから名前がついたのだろう。そういえば「明日のジョー」の丹下段平もアイパッチをしていた。

 タンゲくんは、絵本の主人公だ。だからといって、かわいいとは限らない。かわいくない猫の絵本というと、「ああ、佐野洋子の『100万回生きたねこ』ね」と、思うそこのあなた、そういうステロタイプな思考経路は、良くない。タンゲくんは、理屈なんていわない。かわいくない自己チューの猫らしい猫だ。

 縁あって、我が家にも猫がいるが、やはり自分勝手だ。キャットフードが気に喰わないと、ぷいとソッポを向いて二階へさっさと行ってしまう。飼っているはずなのに、いつの間にか立場が逆転している。これが猫なんだよね。

 こんなにかわいくないタンゲくんの絵本を子どもに見せていいのだろうか。ほんとにかわいくないぞ。こわいくらいだ。そう思う心優しき親御さんは、キティちゃんの絵本でも見せてあげればいいだろう。

 タンゲくんは、突然女の子の家にやってきた。だから、突然のようにいなくなったりもする。よその家では、タンゲくんは何て呼ばれているのだろう。でも、タンゲくんは戻ってきた。でも、また、いなくなるかもしれない。

 いつものように、タンゲくんは、あったかな午後の昼下がり、縄張りをパトロールして、ところどころにおしっこをひっかけているだろう。んでもって、塀の上で昼寝をしているはず。

ほんとうの猫好きのあなたなら、ページを開いたとたん、ゴロニャンとタンゲくんのトリコになるだろう。

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紙の本

ブサカワと言う勿れ

2022/07/30 00:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

変という言葉が褒め言葉になる場合が往々にしてある
それはマニアックとかニッチとかそういうゾーンによくマッチする時にしばしば起こるである
タンゲくんは片目の迫力満点の猫
可愛いと思わない人達も一定層いるはずと想像する
でもタンゲくんの良さをちゃんとわかっている女の子がココにいるのです
タンゲくんもイカシテいるが、この女の子の感性も抜群にステキなのだ
是非読んで確かめてみて欲しい

何百冊も本を売ってしまったけれど
タンゲくんは今も本棚にあるよ

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紙の本

自分の体験と重ねて

2019/02/22 06:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nabe - この投稿者のレビュー一覧を見る

よみきかせの先生が読んでくださった本です。
何とも不思議な魅力のあるタンゲくん。ちょっと子供たちには怖いのでは?という気もするような絵。でも不思議と魅力的です。本物の猫もそうな気がします。可愛いけれど、子供がいざ近寄るとちょっと怖くなったりして。だからこそ、タンゲくんの本は、自分の体験と重ね合わせたりしながら楽しめるのかもしれません。
私は、子供の頃、朝目が覚めたら、枕元に知らないネコが寝ていた時のことを思い出しました。私はその猫を飼いませんでしたが、もし仲良しになっていたら、私はこの話の主人公だったかもしれないな、なんて思いました。私もかつて、タンゲくんに会っていたような気分でした(^^)

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紙の本

タンゲくんはカッコいい。

2015/02/02 19:19

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投稿者:ポルカドット - この投稿者のレビュー一覧を見る

タンゲくんの心赴くままの姿がカッコいい。
表紙のその姿が強烈。

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2005/05/16 15:56

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2005/12/20 19:16

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2006/12/29 11:58

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2008/06/09 22:16

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2008/12/30 00:16

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2009/04/28 14:45

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2009/11/13 21:19

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2009/12/13 21:05

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2010/06/05 22:25

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