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商品説明
ふと気がつけば、私達のまわりには鳥がいっぱい。宝石のようなカワセミ、ひょうきん者のアオサギ、ずるがしこいカッコウ、鳥たちは皆ひたむきに生きています。1200枚の写真で紹介する鳥たちの意外な素顔。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
平野 伸明
- 略歴
- 〈平野伸明〉1959年東京都生まれ。フリーの写真家。著書に「小鳥のくる水場」「チョウゲンボウ」ほか。
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紙の本
編集者コメント後編
2001/02/09 11:46
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投稿者:岡埜謙一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
それにしても、本書を見ていかに私の観察力がいい加減か、よく思い知らされてしまった。普段何気なく見過ごしてしまうような場所で、本書に見られるような野鳥たちの生活が展開されているのに驚かされた。
たとえばツバメの巣ひとつ取り上げても、こんなにもいろいろな場所に作られ、それを平野さんがしっかりと見つけていることに驚かされてしまう。ツバメやアオバズクの食べ残しを集め、その食生活を暴露している写真など、よくもこんなものをと、あきれてしまった。プロとアマの違いだけではない。やはり野鳥や自然界の出来事を長年よく観察し、知悉しているからできたことだろう。
本書は福音館書店という発行元の性質上、子ども向けに企画された本なのだろう。しかし著者の意図とは反するかもしれないが、子どもよりもむしろ大人が喜ぶような内容に仕上がっている。子どものために買ってきても、親の蔵書にしてしまうかもしれない。本書は、なにも1ページ目から律儀に読み始めなくてもいい。どこのページを開けてもいい。どのページも、野鳥や自然が好きな人なら必ず楽しめるはずだ。私は3年前の発行直後に購入して以来、いったい何度この本を開いたことか。それでもいっこうに飽きることがない。ついつい全ページを見てしまう。もうすっかりお気に入りの一冊になっている。決して気軽に買える価格とは言えないが、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
なお、福音館書店からは本書と同様の企画で、「蛾蝶記」「海中記」「植物記」「昆虫記」も発行されている。
著者略歴;1959年東京生まれ。高校卒業後甲府市に居住し、学生生活のかたわら周辺の自然を撮り続ける。1982年、平凡社のいまはなき動物雑誌「アニマ」にチョウゲンボウの生態写真を発表。それを契機にフリーの動物写真家として出発。主な著書に「小鳥のくる水場」「チョウゲンボウ・優しき猛禽」(いずれも平凡社刊)。また、テレビやビデオの仕事にも進出し、アフリカやアジア、ロシアなどで取材。1992年から2年間、ロシアのサハリンを基地としてロシア領北極圏の取材も。現在、東京在住。
(岡埜謙一 フリー編集者兼動物里親。一昨日突然犬が手に入り、また子どもが増えました。がぜん里親稼業が忙しくなりそうです。今回書評で取り上げたムササビや、鷹なんぞもほしくて仕方がありませんが、道を歩いていたら落ちている、というものでもなさそうで。)