「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:1998/06/03
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:30cm/27p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-1527-0
紙の本
おじいさんならできる (世界傑作絵本シリーズ カナダの絵本)
ヨゼフが赤ちゃんのとき、おじいちゃんがブランケットをぬってくれました。そのブランケットが古びれるとジャケットに。そしてベスト、ネクタイ、ハンカチへとおじいさんは次々に素敵...
おじいさんならできる (世界傑作絵本シリーズ カナダの絵本)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ヨゼフが赤ちゃんのとき、おじいちゃんがブランケットをぬってくれました。そのブランケットが古びれるとジャケットに。そしてベスト、ネクタイ、ハンカチへとおじいさんは次々に素敵なものへリフォームしてくれます。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
フィービ・ギルマン
- 略歴
- 〈ギルマン〉ニューヨーク生まれ。カナダに移住し、オンタリオ美術大学で15年間教えた後、絵本創作に専念。トロント在住。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「おじいさんにあやかろう!みんなもできる廃物利用,今リサイクル」
2010/12/16 11:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:春風金太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕立屋のおじいさんは,2階に住む家族(靴屋・息子夫婦又は娘夫婦「おばあさんとのやりとりから娘夫婦かも」)の孫息子「ヨゼフ」のために,健やかな成長を願って「星と月」をあしらった「ブランケット」を縫い上げました。それが古く汚れてきたので,おかあさんの口癖,「捨てましょう」が出てきます。子どもの「おじいさんならなんとかしてくれる」のやりとりで,お話は進行していきます。
ここから,アマチュア腹話術師としての台本の習作です。○のセリフは「腹話術師」×のセリフは「人形・ゆうちゃん」○ゆうちゃん×ナアニ○「おじいさんならできる」の絵本の話を知ってるよね×ウン○あのおじいさんはすごいね×キンジイ(芸名・金太郎のじいさん)オンナジ○私と同じ?×ジーンズデ リックヌッタネ○廃物利用で作ったよ×イイネ○シャツでベストと帽子×エホントオンナジ○それほどでもないよ×ソウダネ○ところで「おじいさんなら」の話です×ウン○ゆうちゃんは孫息子の「ヨゼフ」×イイヨ○仕立屋のおじいさんは×ウン○ヨゼフのために毛布を作りました×ソウソウ○でもだんだん毛布が古くなってきました×ソウソウ○お母さんが言いました「ヨゼフ,捨てましょう」×イヤ!オジイサンニソウダンシヨウ○ヨゼフ,どうしたんだね?×オカアサンガステルッテイウノ○もったいないな×ドウニカナラナイ○おじいさんは毛布を「ジャケット」に縫い直しました×オジイサンアリガトウ・・(母親とヨゼフのやりとり・ヨゼフとおじいさんのやりとりにポイントを当てます)
そして,おじいさんの廃物利用・リサイクルが始まります。ブランケットが「ジャケット」に,そして「ベスト」と,次々に再生利用されます。ヨゼフはおじいさんの心の広さと発想の豊かさを感じ取るのでしょうね。
おじいさんは,最後は「ボタン」(くるみボタン?)を作りましたが,ヨゼフは「ボタン」を紛失します。今度は,ヨゼフがおじいさんにお礼の手紙を書きます。おじいさんと孫息子の心の繋がりを書いたのでしょうね。原話はユダヤの民話からですから,ヨゼフが右から書き始めたのはペルシャ語ですね。
この主題と平行して,床下に住み着いた「ネズミの家族」が,絵本の下段に画かれ,絵本の上段の人間の生活と同時進行しています。このような立体的な絵本を初めて見ました。
ネズミの家族の「衣・住」の物は,おじいさんからの贈り物でした。その時々の布きれが,床の隙間から床下に落ちていき,「新婚ネズミ夫婦」のリサイクルが始まります。最後の再生品の「ボタン」は「ネズミの家族」に拾われて,「クッション」にしていますね。このボタンから,ネズミの家族9匹の幸せな生活を期待します。
この絵本は「おじいさん」と「おかあさん」と「ヨゼフ」の役を決めて,読み合うのもいいですね。でも,「ネズミの家族」の話はどんな読み方をしたら良いのでしょうか。「腹話術」の台本でもどうしたらよいかと迷います。
「原話の標題」の「SOMETHING FROM NOTHING」を,訳者の芦田ルリさんは,「おじいさんならできる」となされたのですね。流石,子ども達にぴったりの題名ですね。私なりに「価値のない物から価値のある物」とし,「捨てる神あれば助ける神あり」を連想します。
紙の本
いつも優しく包んでくれる素敵なおじいさん(^^)
2000/09/29 10:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨゼフが赤ちゃんの頃に、おじいさんが願いをこめて、ブランケットを縫ってくれました。
きれいなお星様が描いてある とても素敵なブランケットです。
でも、ヨゼフはだんだん大きくなるにつれ、ブランケットは汚れて古くなっていきます。
…ここまで読むと、『ジェインのもうふ』を思い出します。
でも、ここからが違います。
器用なおじいさんは、ブランケットをジャケットにリフォームしてくれました。
それでも、ヨゼフの身体が大きくなるにつれ、また古くなります。
次は、ベストにリフォーム、そして、ネクタイ、ハンカチ… と 最初のブランケットが姿を変えていきます。
着れなくなったから、捨てるのではなく、どんどんリフォームして違うものに生まれ変わる…
ヨゼフとおじいさんが ものを大切にする心に胸を打たれます。
おじいさんが、布を切るたび、床下に布が落ちていきます。
床下では、ねずみたちが、その布を使って、洋服やカーテンを作ったり…
また別のストリーがあります。
「おじいさんならできる」 きっとヨゼフにとって、おじいさんは
何でもできるとても頼もしい存在なのでしょう。
おじいさんの優しい目を見ていると、ブランケットのように
いつもヨゼフを包んでくれる気がしてなりません。
紙の本
物を大切にする気持ち
2017/09/20 00:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nabe - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨゼフの大切なブランケットは、古くなってしまいますが、おじいさんが何度も新しいものに作り替えてくれます。
ヨゼフの嬉しそうな顔。おじいさんの優しい顔。物を大切にする気持ちやお互いを愛しく思う気持ちが伝わってきます。
ブランケットにはおじいさんの愛情が詰まっていて、それを大事にしてくれることはおじいさんにとってとても嬉しいことでしょう。
ブランケットが作り替えられていくうちに、その端切れを使って床下のねずみさんたちがいろんなものを作っています。一つのブランケットが、様々なものに生まれ変わっているのです。
物には人の想いが宿ること、物はいろいろなものに隅々まで使えることなど、物を大切にする気持ちを教えてもらいました。
そして最後の最後にブランケットはすっかりなくなってしまいますが、そこから生まれたものがまた素敵です。
紙の本
物を大切にするおはなし
2002/06/19 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨゼフは、赤ちゃんの時におじいさんに青いブランケットを縫ってもらいました。ブランケットが古くなるとおじいさんはそれをジャケットに、ジャケットが古くなるとベストに、ベストが古くなるとネクタイに、縫いなおしてくれました。青い布はどんどん小さくなり最後はボタンになりますが、それも無くなってしまいます。しかし、ヨゼフはその事で落ちこみ続けるような事はありませんでした。
物を大切にする心、物を記憶に置き換えるということの素晴らしさを教えてくれる絵本です。
紙の本
お気に入りのモノを、大切に大切に…
2002/09/25 01:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨゼフがあかちゃんのとき、おじいさんがブランケットをぬってくれました。
ヨゼフがおおきくなるにつれてブランケットは古く小さくなりジャケットに、ジャケットはベストに、ベストは…と、おじいさんはそのたびにハサミでちょきちょき、針ですーいすい。
ヨゼフのお気に入りは、最後にどうなるのかな?
文章には書かれていないのですが、画面の中ではヨゼフの成長だけでなく、新しく赤ちゃんが生まれていたり、その子(妹?)が大きくなって歩き出していたり。
また画面の下のほうでは、床下に暮らすネズミたちの生活が描かれていたりもして、隅々まで楽しめる絵本です。
ヨゼフのお母さんは、すぐに「すててしまいましょう」って言うんですが…ヨゼフはそのたびに「おじいさんなら、なんとかしてくれるよ」と、大好きなおじいさんのところにお願いに行きます。
お気に入りのモノを、大切に大切に使うヨゼフ。その気持ちを理解してくれて、本当になんとかしてくれちゃうおじいさん。
なんだか、いいですよねぇ…。