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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発行年月:2008.10
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:29cm/48p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:978-4-8340-2372-5
紙の本
ハモのクリスマス ハムスターがみつけたたからもののおはなし (日本傑作絵本シリーズ)
著者 たかお ゆうこ (さく)
ハムスターのハモは、ある晩、小さな小さな女の子が泣いているのに出会い、助けようとします。クリスマスを舞台にした、静かで心温まる物語です。【「BOOK」データベースの商品解...
ハモのクリスマス ハムスターがみつけたたからもののおはなし (日本傑作絵本シリーズ)
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商品説明
ハムスターのハモは、ある晩、小さな小さな女の子が泣いているのに出会い、助けようとします。クリスマスを舞台にした、静かで心温まる物語です。【「BOOK」データベースの商品解説】
ハムスターのハモはある晩、泣いている小さな女の子と出会いました。女の子は大切なことを忘れているような気がして悲しいのだと言います。ハモは女の子を助けてあげようと頑張ります。クリスマスを舞台にした心温まる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
たかお ゆうこ
- 略歴
- 〈たかおゆうこ〉東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。グリーティングカード、広告、絵本の分野で活躍。絵本に「ふゆの日のコンサート」「ハート物語」など。
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紙の本
【枕元で読みきかせ・幼児~小低】お家のあちこちで走り回ったり丸まったりするハムスターのハモの体つきが、とにかくかわいいです。飼い主の家族が出かけた夜、小さな女の子の人形を助けたハモの心温まるお話。
2009/11/25 23:23
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
標準的な絵本は、前扉と後ろ扉を除いて15画面、つまり30ページなのですが、この本は21画面で、前付と後付に白いページもあり、ちょっと贅沢な作りの長い本になっています。文章量もそこそこあるので、大勢のお友だちの前で読みきかせをすると、集中力がもたない子も出てくるかもしれません。
お話好きの子たちが集まるおはなし会で、しかもじっくり絵が眺めてもらえそうなこじんまりした会、ひらがなを覚えてしばらく経った子のひとり読み、枕元での読みきかせなどに良いかと思います。
しかし、ハモのキャラクターがあんまりかわいらしいもので、読んであげている自分が見入ってしまって、先に進められなくなるかもしれません。
この本の前に、『ハムスターのハモ』が出ています。作者のたかおゆうこさんは、まだあまり名前の知られていない絵本作家ですが、何かどこかで見たことがある絵だと思ったら、ルーマ・ゴッデンという素晴らしい児童文学作家の『ねずみの家』『帰ってきた船乗り人形』という童話の挿絵を手がけている画家でした。
ケージを抜け出して室内を冒険する様子は『ハムスターのハモ』でも描かれていましたが、クリスマスシーズンに冒険して「たからさがし」でお気に入りのものを集めるというのは「なるほど面白そうだ」と納得の設定です。クリスマスが近づけば、家の中には一年でその時期しか出されないものがいろいろ置かれていますから……。
クリスマスの近づいた夜にたからさがしをしていたハモは、ソファの下の狭いすきまから聞こえてくる泣き声に気づきます。もぐっていくと、白い服を着て、小さな銀の棒を持った女の子が、自分が何者なのか、どこから来たのかを思い出せずに悲しんでいるのでした。
君を助けてあげるというハモに、「木から落ちた」ということだけ思い出したと女の子は伝えます。そこで、ハモが知っている鉢の木のところへ連れて行ってあげますが、違うと言われてしまいます。
徐々に記憶を取り戻した女の子は、大きな木があり、そこにはクマや小鳥、子馬などがいて、汽車やボールもあったというのです。ハモは、そのヒントを聞き、今度は飼い主のケイちゃんのおもちゃが散らかった部屋に連れて行きますが、そこも違うと言われてしまいます。
次に「大きな星があった」と言われ、窓辺に連れて行き、夜空の星を見せますが、それも違うと言われます。このように、1つのヒントをもらうと、それに引きずられて、前までのヒントも合わせて考えないで、思いつくままに行動するというのがミソです。
大人にしてみれば、「ヒントを全部思い出し、それに当てはまる場所を考えればいいのに……」という気になります。しかし、そのように論理的、効率的に動かないのが子どもの至らないところでもあり、大人が時に思い出すべき非合理的な感覚であり、それは素晴らしい力たり得ます。
大人には「じれったい」と思わせながら、ハモが奮闘して、高い場所から落下してしまった女の子人形を元の場所へ送り届けるまでのお話になっています。途中、銀の棒を片手に持っていた女の子が、もう片方の手に持っていたものが何だったのか、それが明かされる楽しみもありました。それは何と、たからものをいろいろ隠し持っているハモが保管していたのでした。
ハモは擬人化されているので、実際のハムスターがしない仕草や動きも見せます。その一つひとつが、とても愛らしく描かれています。ハモが何に出会うのかということで、今後もシリーズとして何か新しいお話ができそうです。
単なる冒険談や救出劇ではなく、最後の最後は、「もの」だけでなく、抽象的な「たからもの」についてのエピローグで閉じられます。それが、この絵本を単なるかわいいハムスターの動き回るお話に留めない大きな広がりに感じられ、また新たな作品ができるといいなという期待を抱かせられました。
紙の本
かんいらしいハモちゃん
2017/03/16 13:15
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハムスターのハモちゃんが、ものすごくかわいらしく表現されていて、過去ハムスターを飼っていたころを思い出した。クリスマスに子供と一緒によんでみたくなる本。