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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2013/09/13
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:21cm/86p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-8340-2764-8
紙の本
日ざかり村に戦争がくる (世界傑作童話シリーズ)
著者 フアン・ファリアス (作),宇野 和美 (訳),堀越 千秋 (画)
ちっぽけで何もない村に、ある日戦争がやってきた。しずかに、ゆっくりと、なにくわぬ顔をして―1930年代、内戦下のスペイン。小さな村のささやかな日常が、無残に破壊されていく...
日ざかり村に戦争がくる (世界傑作童話シリーズ)
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商品説明
ちっぽけで何もない村に、ある日戦争がやってきた。しずかに、ゆっくりと、なにくわぬ顔をして―1930年代、内戦下のスペイン。小さな村のささやかな日常が、無残に破壊されていく。【「BOOK」データベースの商品解説】
1930年代、内戦下のスペイン。片田舎の小さな村「日ざかり村」にも戦争の影は忍び寄り、じわじわと村人の生活を侵していく。やがて訪れた悲劇とは。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
フアン・ファリアス
- 略歴
- 〈フアン・ファリアス〉1935〜2011年。スペイン生まれ。スペインの現代児童文学を代表する作家。国際アンデルセン賞に二度推薦される。イベロアメリカ児童文学賞をはじめ、文学賞の受賞多数。
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紙の本
静かな日常に忍び寄る戦争
2019/09/22 18:00
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすくて一気に読めた。小さな村に忍び寄る戦争。主人公フアンが少年時代を回想する形で、戦争の悲劇が淡々と綴られる。
スペイン内戦が勃発。軍事政権を嫌うフアンの父は徴兵を忌避し、少数の仲間と共に山に隠れる。教会から神父が消え、物質が不足し、新聞が途絶える。若者は徴兵され村から姿を消していく。軍隊が村に現れ平安を乱す。そして遂にフアンの父は捕らえられ…。
静かな語り口だが、重い読後感が残る。内戦終結後のスペインではフランコ政権の独裁政治が1975年まで続いた。それ故、物語の結末に平和の喜びは無い。自由が失われた時代の悲劇を考えさせられる。