ヤービの深い秋 （Ｔａｌｅｓ ｏｆ Ｍａｄｇｕｉｄｅ Ｗａｔｅｒ）

投稿元：

レビューを見る

これはヤービーシリーズの第2段だったらしい。
知らずに読みましたが、とても素敵なお話でした。
ヤービーとウタドリさんの交流。
ムーミン一家を少し思い出しました。

投稿元：

レビューを見る

図書館で借りたもの。
秋は次第に深まり、冬ごもりの支度に大忙しのヤービたちは、博物学者であったグラン・グランパ・ヤービが、ややこし森でみつけたという、まぼろしのキノコ、ユメミダケを探す冒険に出発します。ヤービシリーズ待望の第二弾。

待望の続きにわくわく！
装画が可愛すぎるよー！

ユメミダケを見つけに森へ入るウタドリさん一行と、ヤービ一行。
その時の持ち物(装備や食べ物)の描写が好き。
ユメミダケの見せてくれた夢も素敵でした。

投稿元：

レビューを見る

自然あふれる小さな世界『たのしい川べ』や、生徒たちを何気なく見守る先生がいてうらやましかった『飛ぶ教室』を思い出させてくれる作品だった。語り口も昔の翻訳ものを思わせて、懐かしさ満載だった。

投稿元：

レビューを見る

前作品よりも登場人物の個性が表れていて、深く読み込むことができた。ヤービたち、大きい人たちの悩みに、周囲が温かく寄り添っているのは、私の心にも優しさがじんわりと染み入る。次作が楽しみ。

投稿元：

レビューを見る

すこーし風は冷たくなって、でもまだおひさまはあたたかい、澄んだ青い空のひろがった日に、庭でなにやら小鳥がさえずるのを聴きながら、この本を読めることのなんという幸せ！
パンポンケーキ！なまえからしておいしそう！！
そしてタンタンさんのつくってくれた外でたべるごちそう
食べるの大好き人間なものでお話のなかにこーゆーおいしいものが、しかもおいしそうなイラスト付きででてくると
もうそれだけで幸せになる。
学校の生徒達にしても、トリカにしてもいわゆる標準的といわれる家庭環境でないなかで、生まれる気持ちってのはあるのだろう。
まあ、標準的っといわれる家族の中にも色々ありはするのだけれど…。
今回ヤービ達と大きい人は思わぬところで同じ時間を過ごすことになる。
現実ではそんなうまい話があるものか、という人もいるかもしれない。でもこうゆう幸せな物語が子どもには絶対に必要だと思うのです。
もちろん、かつて子どもだった、大人にも。
そういえば一昨日は本当に綺麗な月でした。
どこかでユメミダケが開いていたかも。
そして今回も挿絵が可愛くて、可愛くて！！
おはなしももちろん好きなのだけれど、この可愛らしい挿絵が本の魅力を倍増している〜。
子どもたちが、自立する力を育んでくれるビックオークの学校はまさに理想。
でも、タンタン夫妻の今までだとか、おそらく理想的でない世界が外には広がっていそう。
秋を感じる心が、耐えられないほどの悲しみを感じることがありませんように。

投稿元：

レビューを見る

「季節はもう、いっしんに秋へ向かっているようでした」マッドガイド・ウォーターで暮らすヤービたちに、サニークリフ・フリースクールのウタドリ先生に、そして子どもたちに、秋はひとしくおとずれ、深まっていきます。冬ごもりの支度におおいそがしのヤービたちは、博物学者であったグラン・グランパ・ヤービが、ややこし森でみつけたという、まぼろしのキノコ、ユメミダケを探す冒険に出発します。ユメミダケはかわかして粉にして、冬ごもりのときに使うと、夢の中で「たいせつな友だち」に会えるのだといいます。そして、友だちのトリカのお母さんがなやまされている、頭痛の薬にもなるらしいのです。いっぽう同じころ、フリースクールの生徒ギンドロと、ウタドリ先生、庭師のカンヌキさんも、ギンドロの見つけた不思議な手紙に導かれ、テーブル森林渓谷、つまりヤービたちのいうところのややこし森へと向かっていたのでした。ヤービシリーズ待望の第二弾。

投稿元：

レビューを見る

「岸辺のヤービ」も良かったけど、これは本当に読めて良かった。
「秋のきもちを知る」力を、信じ続けるということ。その力ゆえにいつかとてつもない悲しみを感じるとしても、世界の細々した秘密を感じるよろこびを捨てないということ。

大きな人も小さな彼らも、お母さんを思う気持ちから森へ分け入る冒険をして、「世界の秘密」をたくさん見ることになる。
「きょげんへき」を努力の末に克服して詩人になるトリカにも、幼い心にいっぱいの寂しさをたたえていたギンドロが最後に駆けだしていくのも、胸がいっぱいになる。そして相変わらずやさしいまなざしで全てが包まれている感覚。

投稿元：

レビューを見る

読み始めてすぐに、ああ児童書だ、と思う。私たちがわかったつもりになっている心の複雑な動きを丁寧にたどってくれる梨木さんの文章に、彼女の書く児童書が大好きだった小学生の私が喜ぶのだ。少しかっこつけたいけれど、本当はまだお母さんに甘えたい、そういう年ごろの男の子たちが愛おしい。世界にはまだまだ不思議なことがあって、冒険が待っているという雰囲気も好きだ。ゆっくりでいいので、ぜひ続けて欲しいシリーズだ。

投稿元：

レビューを見る

喜び、悲しみ、感じる力が強いと時に疲れてしまったり辛くなったりするかもしれない
でも、勇気を出して感じてみよう
そういう気持ちにさせてくれる

「秋の気持ちを知る人」
はどうしようもなく切ない気持ちになることもある

そんなとき、この本を読むと
それもしかたのないこと、と思えるかもしれない

投稿元：

レビューを見る

前に進めなくなった時に何かのサインが見つけられれば
それの指し示す方に行ってみる
勇気をもって行動に出たい

ヤービたちが霧の中で手を貸すところが
何ともいいです！

投稿元：

レビューを見る

今回は大きい人たちとヤービたちの冒険物語(*^-^*)それぞれ幻のきのこを探すため入った森で不思議で素敵な体験をする♪二組が出会った時「遂にっ！」と思ったけれど、それはまだまだ先の話になりそう(^-^;)この関係がしばらく続くと嬉しいんだけど…(^^)「秋のきもち」を知る事はとても大切！

投稿元：

レビューを見る

シリーズ2冊め。
今回はヤービたちの冒険もですが、ウタドリさんたち寄宿舎学校の物語の印象が強かったです。生徒たちの成長が伝わってきました。

投稿元：

レビューを見る

2020.1月。
小学生くらい向けのおはなしだけど、大人にも響く深さ。鋭さ。真理。ヤービの物語も先生の物語もそれぞれいいし、それが交差するってのがまた素敵。なんだろ、幸せになる。秋に読んだら尚いいね。