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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1995.7
- 出版社: マガジンハウス
- サイズ:26cm/95p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8387-0484-4
紙の本
とっておきのインド・ベンガル料理
インドの東、ガンジス川流域の、ベンガル地域の豊富な米と野菜と魚を使った料理を紹介。煮物、揚げ物、デザート、紅茶に至るまでスパイスを縦横無尽に使いこなす、その特徴や食材も詳...
とっておきのインド・ベンガル料理
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商品説明
インドの東、ガンジス川流域の、ベンガル地域の豊富な米と野菜と魚を使った料理を紹介。煮物、揚げ物、デザート、紅茶に至るまでスパイスを縦横無尽に使いこなす、その特徴や食材も詳しく紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐々木 裕子
- 略歴
- 〈佐々木〉1951年生まれ。甲南大学法学部卒業。コピーライターとして広告制作会社勤務。フランスに遊学後、93年独立。フリーライター。
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紙の本
カレーだけではない、素朴な現地料理
2011/10/17 00:25
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る
カレーだけがインド料理ではないと、頭ではわかっていてもけっきょくその思いから抜けられない。インド料理屋に出かければカレーのメニューに目が行くし、なかなかそれ以外を食べる機会がない。
だが、そんな人にこそこの本は最適かと思う。フライも煮こみもスープもピラフも、そして飲み物やデザートも出てくる。写真が大きく材料と手順が簡単に表記されているので、スパイス類がいくつかそろっているご家庭なら、家にある素材ですぐ作れるものも多い。
レシピのあいだの読み物や、何気ない表現でも勉強になる。たとえば「マトン」とは、インドなど一部のアジア地域では山羊肉を指すという(*1)。もちろん日本で普通の肉屋に山羊肉は流通していないから、材料欄は「マトン」と書かれるのみだが、実際には現地の方々は山羊肉なのだと、想像力がかきたてられる。
内容は
++++++++++
○ 鶏肉・羊肉・卵の料理 - カレーなど8品目
○ 魚・エビの料理 - カレー、フライ、煮物など10品目
○ 野菜の料理 - カレー、煮物、焼き物など22品目
○ 豆の料理 - スープなど5品目
○ 米・パン - ご飯もの、パンものなど10品目
○ デザート・飲み物 - 菓子のシロップ漬けなど8品目
++++++++++
食材のほか調理器具の解説や街の写真などもあり、全体の構成としてとても読みやすい。
(*1)
インドやアジアの一部地域でマトンという外来語がどう使われているかの裏をとることは(辞書的な意味では)難しい。普通に英語の辞書を引けばマトンは羊だし、羊と山羊を混同することも、普通に考えればないだろう。だが「どこそこの地域で外来語が本来の意味を離れてどういう意味を持つか」は、英語の辞書を見たところではじまらないし、現地出身の方にお話をうかがったり、こうして本などで目にして学ぶことになる。
余談だが、たとえば日本でダイエットという単語が「やせる」という意味で使われていても、もともとの英語の意味で辞書を引けば日本人がどう使っているのかを書いてくれているわけがないのと、同じこと。使っている人たちに、意味を学んでいくしかない。